[素数大富豪]3のブログ

主に素数大富豪のことについて書いています。素数大富豪は面白いトランプゲームです。

【素数大富豪】先手における考え方<24枚時編>

3TKです。この記事は前回の記事の続編です。

hana3101382283.hatenablog.com

前回の記事では「ガチ対戦では初手11枚を勝つ為にどうやって扱うか」について書きましたが、この記事では「お互いに全出し失敗して手札が24枚。手番が回ってきました。さて、どうするか?」という問いに対して、自分の考え方を書いてみます。

これを読めばプレイヤーの皆様は勿論、素数大富豪ファンの方々もガチ勢の思考を理解するのに参考になると思います。ぜひ最後まで読んでみて下さい。

24枚勝負の勝ち方

切り札で場を流し、残りのカードを使い切って上がる!

お互い24枚所持している場面において、僕の勝ち方はこれだけです。最初に小さい素数を出して手札を減らしつつ、切り札を出して場を流す。そして残りを消化して勝つのです。
ここで言う「切り札」というのは「相手が絶対に返す事の出来ない素数」の事です。[KK=TA*13]や[KKKKTJ]などが当たります。

そして24枚勝負を制する為のキーカードとなるのが[K]と[X]です。素数大富豪は[K]+[X]の枚数が多いプレイヤーが優勢です。[K]+[X]は合計6枚あるので、4枚以上所持しているプレイヤーが優勢と言えます。お互い3枚所持していたら、先手が有利です。というのも、[K]+[X]が多い程「切り札」の幅が広がるからです。極端な話、片方のプレイヤーが[K]+[X]をすべて所持している場面では[QK]も[K]も「切り札」となります。返す事が出来ませんから。

以上が24枚勝負の前提となります。ここからは24枚勝負における僕の考え、「3TKならどのようにカードを使うか」を書いていきます。

ここからは24枚時*1に自分の手札にある[K]+[X]の枚数が

  • 3枚時
  • 4枚時
  • 2枚時
  • 例外プレイング

の順番に分けて書いていきます。*2

Ⅰ.[K]+[X]3枚時

僕が[K]+[X]が計3枚時に切り札に選んでいる素数合成数は以下の6つです。(青色:相手も出せる可能性のある素数

  • [KKKQQJJ]&[KKKQQQJ]&[KKKJJJJ]
  • [KKKQ=2^4×3×273569]{223345679QKKK}
  • [KKKQQJ]
  • [KKK=3*7*A3^2*37]&[KKQ=2^4*29*283]{2223489QKK}《追加条件:[2]4枚or[3]を2枚以上or[7]を3枚以上所持》
  • [KKKQJ=7×19×9873167]{1136777899JQKKK}

使用回数の多い順番に並べています。それぞれを解説します。

Ⅰ.① [KKKQQJJ]&[KKKQQQJ]&[KKKJJJJ]

以前から使用している[7枚→7枚→7枚切り札→残り]と組み切る出し方です。

7枚出しラリーについては既に記事を書いており、上の記事ではラリーに使われる素数を、下の記事では切り札となる素数を紹介しています。

更に他プレイヤーの研究が進み、[6718464=2^10*3^8]など最初の7枚出しで合成数を出す事で7枚(約13枚消費)→7枚切り札→残り、という組み方が開拓されました。その研究記事がこちらです。

どの記事においても実践例も含めて書いていますので、この記事では解説を省きます。

本当に強い戦術で、7枚切り札が有る場合は優先して7枚プランを選びます。[合成数→切り札→残り]プランがとても便利で、対話拒否の100%勝てる試合が増えました。僕は[4782969=3^14]と[6718464=2^10*3^8]しか覚えていませんが、[3]が足りないなどで合成数が出せない場合でも7枚切り札があれば[7枚→7枚→7枚切り札→残り]プランを選びます。最初の7枚出しに相手が12桁で返してきた場合にどう切り返すかはケースバイケース、絵札枚数などと相談しつつ決めます。

Ⅰ.② [KKKQ=2^4×3×273569]{223345679QKKK}

これも昔から使われている合成数、通称オバケ。[4枚→4枚→KKKQ(13枚)→残り]と組み切る出し方です。

これも強い戦術で、[KKKQ]が出せる手札であれば大体4枚軸プランを選びます。カードの小回りが利く為、残りに困らないのが便利です。7枚切り札も有るけど[KKKQ]も出せる場面がありますが、その場合は7枚軸を選びがちです。

僕も含め、様々なプレイヤーが記事を書いています。上2つがラリーに使う素数、下3つがoverKJQJについての記事です。

僕はもう[KKKQ]しか使っていませんが、[KJQJ]を返す為に[KJKQ],[KQTJ],[KQJK],[KKTJ],[KKQT]辺りは覚えています。しかし全然出していないので、本番で思い出せるか不安です。

実践例は無かったので紹介します。*3

余談になりますが、僕は考える際には上図の様にまずは切り札を素因数部分に置いて、切り札以外をどう出すのかを考えます。*4

今回は[4649]→[8QTJ]→[KKKQ=~]→257#と組みます。*5

1分以内でこれを見つけるというよりは、「[KKKQ]があるので4枚出そう」→「とりあえず偶数多い小さい素数を出したい」→「[4649]出せそう。取り敢えず出そう。」→「そのターン+相手の思考時間+次のターンの時間で残りをどう組み切るか、4枚と残りで分ける」というように考えています。最初に考える事はプランと最初に出す素数です。それさえ出来れば何とかなります。たまに失敗する事もありますが…

話は変わって、この場面を見てみましょう。

お互い全出し後に先手の相手が4枚出し[85T9]を出しました。対して自分は[K]+[X]3枚持っているものの[2]が無く[KKKQ]を出せない。おそらく相手が持っていて、4枚軸で組んでいるのでしょう。さて、どうしますか?

僕なら[8QTJ]を出します。[8QTJ]は[K]を使わない4枚素数の中で2番目に強い素数です。*6なので相手はラリーを続ける為には[K]を使わないといけない。しかし相手も[K]+[X]を3枚しか持っていない以上、ラリーを続けると[KKKQ]を出せなくなってしまいます。

以上の理由から、24枚時に相手が4枚出したら大体[8QTJ]を返します。『相手の4枚出しには[8QTJ]』です。その後の展開はプレイヤー次第です。裏目に出る時もあります。

Ⅰ.③ [KKKQQJ]

[6枚→6枚→KKKQQJ→残り]と組み切る出し方です。僕は[KKKQQJJ],[KKKQQQJ],[KKKJJJJ]は出せないが[KKKQQJ]は出せる手札だったらこのプランを選びます。つまり妥協択です。

参考記事はこの辺りです。三者三葉みつどもえって感じです。お好きなのをどうぞ。僕は6枚11.12桁を自己流で覚え、6枚6桁は下2記事を参照したり出された素数をコピーして補っています。

実践例です。[KKKQQJJ],[KKKQQQJ]は出せないが[KKKQQJ]は出せる手札です。6枚軸プランを選びます。

組むとしたら、このような感じです。1つ目は偶数多めの四つ子素数*7、2つ目は[9876Tq]の場合が多く、それ他だと[98A2TJ]や[4QA3TJ]など5枚出しの絵札をバラした形の素数を出しています。そして[KKKQQJ]を出し、残りを消化します。残りを消化しやすいように、なるべく[57]を残すようにしています。または、2手目にHNPを信じて知らない数字を出します。

Ⅰ.④[KKK=3*7*A3^2*37]&[KKQ=2^4*29*283]{2223489QKK}

《[KKQ]が切り札となる為の追加条件:[2]4枚or[3]2枚以上or[7]3枚以上を所持》*8*9*10*11

[3枚→3枚→(3枚→)KKK,KKQ(10枚)→残り]と組み切る出し方です。上記の切り札が無い場合に選ぶプランです。つまり、妥協択です。また3枚出しの知識さえあれば出来るので初心者にお勧めと言えますが、大会ではそう簡単にラリーをさせてくれません。上述の7枚出しと同様に合成数を覚えていれば、ラリーをスキップできるかもしれません。

3枚出し合成数がいくつか紹介している記事を載せておきます。僕は覚えていませんが、これらを網羅出来れば[3枚合成数KKK,KKQ→残り]プランを見つけられるかもしれません。

実践例です。[K]+[X]が3枚あるものの[KKKQQJJ],[KKKQQQJ],[KKKJJJJ],[KKKQ],[KKKQQJ]いずれも出せません。しかし[KKQ]は出せる上に追加条件「[3]2枚所持」を達成しています。なのでここは[KKQ]を軸としたプランを選びます。

[487]→[TJJ]→[KKQ=2^4*283*29]→[X7|X=5]→[876431]#で組みます。[487]に対してカマトトもしくは[8TK]以下で返されたら勝ち確です。勝算のある択だと思います。

個人的な話ですが[KKQ]で組み切る試合はそこそこありますが[KKK]で組み切る試合は全然ありません。なので[KKQ]は好きですが[KKK]は大嫌いです。

Ⅰ.⑤ [KKKQJ=7×19×9873167]{1136777899JQKKK}

[5枚→KKKQJ(15枚)→残り]と組み切る出し方です。

5枚オバケは他に[KKQKQ],[KKKTT],[KKKJT],[KKKQT]があるのですが、僕はこれしか使っていません。一番カウンティングが楽で覚えやすいからです。*12

実践例です。[3]が1枚なので[KKKQ]は出せない。しかし[7]3枚、[A],[9]2枚あって[3],[6],[8]があるので[KKKQJ]が出せる。ですので[5枚→KKKQJ→残り]プランを選びます。ラリー回数は極力減らせる為、出せる場合であれば最優先で選ぶプランです。

[64451]→[KKKQJ=7*19*9873167]→[225J]#と出せば100%勝てます。

このプランは強力なのですが、{1136777899JQKKK}が中々揃いません。揃う確率は24枚時3.6%、25枚時でも6.1%の確率と低いのです。*13なので出番が少なく、印象が薄いです。
それでも絵札5枚で完結してて対話拒否で勝てるこのプランは強力ですので、とりあえず頭に入れておくと良いです。

Ⅰ.⑥ 裏技・絵札カウンティング

[K]+[X]4枚時の説明に入る前に、絵札*14が多い時に使える裏技を紹介します。

実践例です。既に紹介した切り札どれでも出せそうな手札が来ました。とりあえず今回は7枚切り札[KKKQQJJ]を軸としたプランにしました。

また、この手札の良い所は「切り札がある」だけではなく、「絵札が10枚もある」という点です。それは同時に「相手の絵札が8枚以下である」事を意味します。トランプには絵札が18枚なので、18-10=8です。

組み方の1例が7枚軸です。最初に小さな四つ後素数を出し、次に5枚9桁[8QQKJ]の絵札をバラした[8A3QA3J]を挟み、[KKKQQJJ]で場を流し、残りを消化するプランです。

この実践例では対戦相手がいます。対戦宜しくお願いします。取り敢えず[7541927]を出します。

しかし相手は[93TKTQJ]で返してきました。これでは用意していた[8QA2A3J]を出せません。ならパス?それともカマトト?

…いいえ、どちらでもありません。むしろ攻めるチャンスなのです。ここで相手の手札を見てみましょう。

なんと、絵札が2枚しかありません!そう、相手の手札に絵札は最大8枚。そして先程5枚使いました。1枚は恐らく山札にあります。仮に引けたとしても絵札は3枚。

つまり!絵札4枚以上の素数は「切り札」となるのです!

先程のプランは一旦リセットして、急遽[7枚13桁(絵札6枚)→絵札4枚以上の素数(絵札4枚)→残り]プランを構築します。まずは7枚13桁の[8KQJJQK]を出します。*15この返しに7枚14桁を出してしまうと自身の絵札も3枚になってしまい切り札が無くなってしまいますので、7枚13桁で返します。

相手は返すことが出来ません。流れます。

先程書いたように、絵札4枚を使った素数は切り札となります。なので[KA3QXJ|X=K]は必ず流れます。

はい、相手は返せません。流れます。

最後に[6521]を出して上がります。

このように、絵札数が有利である時は途中のラリーで大きい素数を返されても怯むことなく、絵札アドバンテージを活かしたプランを組むことで安全に上がることが出来ます。最初に決めたプランにのみ執着せず、柔軟な動きが出来るようになれば強いプレイヤーの仲間入りです。

この事から絵札カウンティングは重要だと言えます。「自分は絵札を〇枚所持しているから相手は△枚だ。あ、今相手が◇枚使ったので残り☆枚、自分も◇枚使ったので山札には◆枚あるな」というように、常に自分・相手・山札の絵札枚数を意識しましょう。そうする事で切り札を増やし、勝てるプランを創造しましょう。

以上、裏技の紹介でした。

Ⅱ. [K]+[X]4枚所持

有利な状況です。1枚のアドで切り札が沢山増えます。僕が良く切り札に選んでいる素数としては

  • 上記素数
  • [KKQTJ],[KKQKJ]
  • [KKKKTJ],[KKKTTJ],[KKQQQJ],[KKQQTJ]
  • [KKKKQTJ],[KKKJTQJ],[KKQQJJJ],[KKQJQTJ]

が挙げられます。

3枚時とは切り札の幅が増えただけで動き自体は変わらないです。なので実践例を1つだけ紹介して終わります。

実践例です。この手札では[X]を使わなくても[KKQTJ],[KKQQTJ]が切り札に、[X]1枚を使えば[KKQ],[KKQKJ],[KKKQQJ]、[X]2枚で[KKKTTJ],[KKKQQQJ],[KKKKQTJ]が切り札になります。

どれを切り札にするかは人それぞれだと思います。僕なら[KKXQQJ|X=K]を軸としたプランを選びます。理由としては

  1. [X]はなるべく「切り札」ではなく「残り」に使いたい。
  2. なるべく相手も出せる可能性のある素数を切り札設定したくない。
  3. なるべく多い枚数で試合を運びたい。

の3点を、[K]+[X]4枚時の切り札選びの際に意識しているからです。[KKQTJ],[KKQQTJ]は相手にも出せる可能性があるので、今回は選びませんでした。

取り敢えず偶数多い6枚素数[882449]を出します。そこからは相手の動きに合わせつつ行動しましょう。ここでは省略します。

Ⅲ. [K]+[X]2枚所持

今度は1枚のディスアドバンテージがある時です。不利な状況です。それでも切り札は1つだけあります。

  • [KK=TA*A3]{AA3TKK}

です。

Ⅲ.① [KK=TA*A3]{AA3TKK}

2枚出し最強合成数[KK]を使った組み切り方です。最初から2枚出しするのではなく5枚ラリーや9枚出しで手札を減らした後に[2枚→KK→残り]と組み切ります。

実践例です。この手札では切り札が[KK]しかないので、[適当に消費→KK→残り]のプランを選びます。

[KK]に必要なカードを抜いた手札がこんな感じです。今回は絵札が5枚もあるので、これらを使ったラリーで手札を減らします。[5QQTQJ]が見えたので最初は6枚素数を出しましょう。四つ子素数[294319]を出します。

[294319]→[5QQTQJ]と出し、仮に流れたら[KK=TA*A3]→[57]→[2423]#と出します。上手くいくかどうかは相手次第ですが、悪くない手だと思います。
また、[K]+[X]2枚時では[KK]に頼らず、山札に[K]+[X]がある事に期待して全出しすることもあります。山に1枚あって手札が強くなることもあれば、1枚も無かった上に良手札の相手が好き放題に動いて負けることもあります。全出しも[KK]も一長一短で、どちらが正解なのかは結果論だと思います。お好きな方をどうぞ。

Ⅳ. 例外プレイング

最後に[K]+[X]が全然来なかった、それでも勝つプランを紹介します。

  • 超多枚数素数
  • 革命《追加条件:なるべく多く[A]+[X]所持》
  • 9枚18桁《追加条件:絵札10枚以上》
  • 全出し

Ⅳ.① 超多枚数素数

[K]+[X]の枚数関係なしに[約20枚の素数→残り]で組み切るプランです。[K]+[X]が2枚以下の時は優先して選びます。

超多枚数の覚え方も色々あり、僕は通称『羽入超多枚数』と『サマポケ超多枚数』を暗記しています。

参考記事です。プレイヤー各自で別々の超多枚数を覚えているイメージですので、これら記事を参考にしつつ独自の超多枚数を探索して覚えるのが良いと思います。

実践例です。超多枚数を覚えれば、こんな弱い手札でも

[468Q34567X919QTJTJQA3|X=8]→[6277]#と組めるようになります。お互い24枚時の超多枚数は体感全然返されません。(2024/3現在)

場が盛り上がるようなド派手な戦術である為プレイヤーに好まれやすいのですが、覚えるのが大変、また覚えたからと言って実戦で出せない&出せても残りが分からないケースが大半ですので、実用性は思った程ありません。覚えていたら便利ですが、優先度は低いと思います。*16まずは2~7枚を固めましょう。

Ⅳ.② 革命

《追加条件:なるべく多く[A]+[X]所持》

絵札不利が明確である時に状況をひっくり返す(or誤魔化す)戦術です。[A729]を出して革命します。

参考記事の一つです。あくまで革命に関する考察のみで、革命時に便利な素数が載っているわけではありません。

僕は絵札不利且つ[A]3枚+[X]1枚以上ある場合に革命を選びます。[X]が無い時は革命しません。革命時の切り札である[AX~|X=0]ではじまるn枚n桁素数を出せないからです。それだと不利な状況のままになってしまうので、その場合は全出しします。

実践例です。このような手札であれば[A729]を出して革命を起こします。その後については相手の動き次第となってしまう為省略させて頂きますが、[AXA|X=0]などを切り札としつつ展開を続けましょう。

Ⅳ.③ 9枚18桁

《追加条件:絵札10枚以上》

最近覚え始めた[9枚→9枚→残り]プランです。上述の裏技で記載したように自分が絵札を10枚持っている時、相手の絵札は8枚以下となります。つまり、絵札9枚以上の素数は切り札となります。その仕組みを利用したプランとなります。

最初に出す9枚素数はこの記事のやり方で覚えたものを出しています。

9枚18桁の素数

9枚18桁はこの素数表を使って覚えています。まだまだ練習途中です。

実践例です。革命プランでも良さそうですが、折角絵札10枚もあるので、9枚出しプランを選びます。

[45456262q]→[QQQTTTJJK]→[9A3XAA|X=T]#と出せば100%勝てます。今回は良い手札でした。

まだ只の理想論です。9枚18桁すら全然覚えられていませんし、最初の9枚出しも出せるか怪しい上に残りの消化が最難関の壁となります。1分で組み切るのは難しく、実用には程遠いです。

Ⅳ.④ 全出し

[K]+[X]が少なく切り札が何もない。知ってる超多枚数も無いし[A]も絵札も少ない。そんな手札ではHNPを狙って全出しをします。

そんな手札ではHNPを狙って全出しをします。

クソ手札で全出し即決した場合には、1001チェックもやると良いと思います。誤差かもしれませんが。「色々考えてみたけど、時間が迫ってきた!取り敢えず全出し~」という場合には3の倍数と最後に奇数を持っていくことだけ意識しつつ適当に押して出しましょう。

以上、24枚時における僕の考え方の紹介でした。

これらはあくまで見本です。僕自身、常にこんなに上手いプレイングが出来ているわけではありませんし、100%勝てる組み方を見逃している時もあります。他のプレイヤーも恐らく同様で、実際の大会はもう少しレベルが低い(?)です。ですので「こんな組み方があるんだな」と参考程度に留めて下さいね。

初めはどこから?

「大会で勝つ為にどんな素数を覚えるべき?」と聞かれた際に、僕が思うお勧めは

  • 4枚軸…[KKKQ]プランは比較的簡単な部類。二刀流や残りで覚える為、沢山覚えるべき。24枚時でもその知識を応用して[KKKQ]を切り札に組み切ろう。100%組み切れる時もある。
  • 7枚軸合成数を上手く使えば100%組み切れる場合がある。何故か7枚の記事は発達している為、覚えるきっかけが多い。

の2つです。

はじめはこの2つを上手く組めるように重点的に練習して、慣れたら他プランに手を付けるのが良いと思います。

また、不利な状況下での練習は後回しにしましょう。ますば有利な状況下で勝つ為の練習をするべきです。少しずつ勝てる試合が増えて、いつの間にか界隈の強い人達にも勝てるようになります。

素数大富豪は運要素の強いゲームで、100%勝てる展開があるのと同様に100%負ける展開もあります。負けるのは仕方の無い事なので、1戦の勝敗で一喜一憂せず気張らずプレイしましょう。
最後に、この記事は僕個人の意見となります。色々試してみて、自分に合った戦術やオリジナル戦術を探してみましょう。

おわりに

改めて、パワーインフレを感じさせる記事を書きました。昔は[KJQJ]で流れたのですが、ガチ勢が突き詰めた結果として完璧主義環境となってしまいました。逆に言えば、これからの発展は緩やかなものとなりそうです。どのように進化していくのでしょうか、楽しみです。

ここからは私事です。

僕はるいあさんのブログをきっかけに攻略記事を書き始めたのですが、5年目にして漸く!るいあさん攻略記事数を追い抜く事が出来ました。*17目標として設定はしていなかったものの、追い抜いたことで「沢山書いた」と、しみじみ思います。

しかし、もうネタが尽きてしまいました。良く使っている素数の紹介*18は既にしてしまいましたし、前回と今回で戦術についても紹介しました。ですので、3TKの「素数大富豪攻略記事」は暫くお別れです。

もう攻略記事のネタが尽きました。
だから……さよならだね、皆さん

*19今後も素数大富豪関連の記事を書くとは思いますが、攻略記事を書くのは先の話になるでしょう。カテゴリー「素数大富豪攻略」に纏めていますので、気が向いたら読み返して下さい。
他のプレイヤーも定期的に攻略記事を書いているので其方も読んで頂きたいです。

 

この記事はこの辺りで終わりにします。
とても長い記事でしたが、ここまで読んで頂き有難う御座いました。

*1:1枚引いて25枚の場合やドロー→[57]→ドローして24枚の場合も合わせて「24枚時」とします。

*2:[K]+[X]が5,6枚時の説明を省きます。4枚時に安定して勝てるようになっているプレイヤーであれば問題なく組み切れると思いますので。

*3:素数大富豪オンラインではログイン毎に名前を入力します。大会の際は「3TK」ですが、それ以外の場合は適当です。最近はハマっている恋愛ゲーム『D.C.』シリーズのヒロイン名で遊んでいます。

*4:最初は丁寧に[KKKQ243273569]という順番に置いていましたが、反復練習を繰り返す内に素因数部分に必要な数字を覚え、[KKKQ223345679]と置いています。暗記しなくても、練習を重ねれば自然と覚えます。

*5:[2T8QJ](ふたば球場)を知っていれば勝ち確です。僕は知りませんでした。

*6:1番目は[QQQJ]。手札にQが有る以上、相手は[QQQJ]→[KKKQ=~]と出せない。

*7:[66643q],[66466q],[94666q]はセットで覚えましょう

*8:[KKQ]より大きい唯一の合成数が[KKK=3*7*13^2*37]でお互い[K]+[X]3枚所持時は{A233377KKK}を使って出すしかありません。この事から追加条件を達成できると相手は[KKK]を出せず、[KKQ]が切り札となります。

*9:[K]+[X]2枚の時でも[KKQ]は出せるのですが、逆に相手も[3*7*K*13*37]や[3*7*K^2*37]など[KKK]の出し方が多様になります。相手が[KKK]を出せるかどうかの判断が難しくなるので、3枚以上の時しか切り札として使いません。

*10:追加条件[2]4枚のみを達成している場合、山札0の時に[KKQ]を出すと絶対に山上が[2]となり[KKK]を返される可能性が出てくるので御注意下さい。その場合[KKJ]が切り札となりますし、相手が[KKJ]を出して来たら[KKQ]は切り札となります。

*11:[K]+[X]4枚以上の場合は追加条件は要りません。相手は[KKK]を出せないので。

*12:[KKKTT]は[KKKJT]で返される可能性があります。他は常に切り札です。

*13:nishimuraさんのシミュレーションより

*14:素数大富豪ではジョーカーがワイルドカードである事から、[T],[J],[Q],[K],[X]の計18枚を「絵札」と呼んでいます。

*15:僕が7枚13桁で覚えているのは[4/8-KQJJQK],[4/7-QQTTJJ]のみです。もう少し増やしたい。

*16:賛否両論あると思います。僕は「大会参加するなら20枚素数を覚えてないとダメだよ!」なんて言いたくないので、このような評価を下しました。や、僕は大会であれば初級者相手にも超多枚数バンバン使いますが。

*17:るいあさんの「攻略」カテゴリー13個に対して、僕の「素数大富豪攻略」カテゴリーが14個になりました。

*18:前々回、前回の記事で書くと言った超多枚数の紹介もこの記事で一応やりました。

*19:このシーン、ゲームも良いですがアニメの方が印象深いです。知名度は低いものの、ゲーム・アニメどちらとも神作品です。忙しい日々の憩いとして1日1話観てみましょう。Youtubeで全話載っています。

www.youtube.com