[素数大富豪]3のブログ

主に素数大富豪のことについて書いています。素数大富豪は面白いトランプゲームです。

【合成数大富豪】5枚までの切り札合成数一覧(2025年8月時点)

競技合成数大富豪プレイヤーの3TKです。
この記事では合成数大富豪で切り札として使えそうな合成数を紹介します。

※この記事は先日の「第29回はち杯合成数大富豪大会」の記録・体験をベースとして語っております。載せている試合や「○○さんに出された合成数」というのはこの大会の一部となります。下記の参加報告記事も併せて読んでみて下さい。

hana3101382283.hatenablog.com

合成数大富豪の切り札の定義

以前、素数大富豪の記事(3TK,2024)にて『「切り札」というのは「相手が絶対に返す事の出来ない素数」』と定義しました。しかし、現状の合成数大富豪では「相手が絶対に返せない」ということに強みはあまり感じません。

  • 各プレイヤーの知識はまだ完璧ではないので、返せることを認知されていない場合もあるから。
  • 合成数大富豪は上がる事すら難しい。なので素数大富豪とは異なり、手札1枚の状態で相手に手番を渡しても勝てる可能性はそこそこあるから。

などの理由があります。

ですので現状返されるかどうかは関係なく「上がりに持っていく為に出される強めの合成数」を「切り札」と呼んでいます。素数大富豪にも[KTJ]や[8QT2Q4Kx]が切り札だった時代もありましたので、こちらの意味合いでも問題ないと思います。現代競技素数大富豪と意味が異なるのはイマイチですが、仕方ありません。

手札が多い場面(30枚など)に、相手の素数に対して保身の為にとりあえず出す合成数は切り札に含めないものとします。あくまで「上がる為に出す」攻撃的なものを言います。*1

切り札の重要性

素数大富豪と同じく、合成数大富豪でも切り札意識はとても大事です。

まずは下の試合をご覧ください。

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お互いに合成数を出し続け、最終的に先手の3TKが上がった試合です。
解説をしますと

  1. 手札が3TK30枚、OTTYさん24枚でOTTYさん手番。
    3TKの手札には[46789JJJQK]が見えていた為[6JJK]を出す前提(以降「[6JJK]を軸にして」と表記)で試行錯誤。
  2. OTTYさんが[4489]を出す。
  3. 3TKはクルミ素数を出したかったので、[963T]で返す。
  4. OTTYさんが[J57Q]で返す。
    この時残りが[1566TQQKKX]である為[Q6KT=2*5*Q6K1]で上がれる状態。
  5. 残りを[8]と[48T]で組み切って、用意していた[6JJK]で返す。
  6. たまたま[Q6KT]より大きい合成数だった*2為、OTTYさんはパス。
  7. 手番を取った3TKは[8]→[48T]#で合成数上がり。

という試合でした。

この試合での決め手は[6JJK]でした。効率よく手札を減らす為に準備していた合成数が結果的に相手の合成数上がりを阻止することとなり、手札消費と妨害を同時に行う事が出来ました。

また、[J57Q]を流した場合や[83QJ]などで返した場合は[Q6KT]を切り札としていたOTTYさんが上がっていました。残念ながら切り札を防がれてしまったものの、4枚合成数*3で組み切っており、非常に良い動き方をされております。バケモノです。

このように合成数大富豪においても素数大富豪と同じように「切り札で手番を取って、残りで上がる」という場面は少なくなく、その為にも切り札となる合成数を沢山覚えるべきだと思います。「ラリーを制した方が勝負を制す!」とまでは言いませんが、手番を握るのは大事です。

3TKの切り札紹介

ここから僕が良く軸にしている切り札を紹介します。

僕は、以下の特徴を持った合成数を好む傾向にあります。

  • [2]を使わない
  • 10〜12枚消費
  • 同数消費が3枚未満
  • 覚え易い

例外もありますが、切り札も同様にこの条件のものを覚えています。実際これらの素数を覚えて優勝しましたので、参考にしてみて下さい。

1枚

  • Q=2*2*3[223Q]
  • T=2*5[25T]

以下、大会での使用感や自分なりの考察を記します(以降「メモ」と表記)。

  • [Q]は合成数大富豪において1枚出し最強……なのだが[2]を2枚も使うのが非常にネック。合成数上がりをするには、消費に困ってる札を[2]でどう処理するかが大事になってくるので、1枚ならまだしも2枚も使うのは贅沢。
    上記の試合の様に、1枚出しをしたくなる場面はたびたび見られる。一応出す前の[Q]チェックは行っている(特に相手の手札が少ない場合)。
  • [T]は最強ではないものの、とても強く[Q]よりも使っている。[2,5]どちらとも何枚でも欲しい強いカードなので、カマトトされて流れるのが大体。返されても相手に[Q]を強要させる、つまり相手の[2(X)]を2枚も削れるので相手目線非常に厄介である。とても強い。

2枚

  • KK=K*T1[1TKKK]

メモ

  • [KK]はとても強い。[1TKKK]があれば[KK]は出すことを前提として3〜5枚の合成数×2+2枚合成数×2で分けれると強い。

    実戦例。[96],[KK],[847],[75T]の4つに組分け。
  • [KQ]はそんなに使わない。[1,2,5]は余り札消費に使いたいので、6枚しか消費しない合成数、しかも最強では無い2枚出しに使うのは勿体無いと感じている。[4T]の方が出しがち。

3枚

青文字合成数は過去の記事で一度も触れていない新作となります。

  • KQT=2*5*KQ1[125TQQKK]
  • QQK=47*2579[245779QQK]
  • JKT=2*5*JK1[125TJJKK]
  • TKQ=2^6*1583[123568TQK]
  • TTJ=83*Q17[1378TTJQ]
  • 8QJ=K*6247[24678JQK]
  • 8JQ=2^3*TK9[2389TJQK]

メモ

  • 3枚出しに関しては皆様知識が豊富*3で、ラリーになる場面も多い。だからこそ切り札は備えておきたい。
  • [KQT]と[JKT]は大きいし消費に悩みがちな絵札を減らせるので一石二鳥。特に[KQT]は上が[KQJ,KQQ,KKT,KKQ,KKK]と消費札がイマイチな数のみなので鬼ツヨ。
  • [QQK]はカステラさんに出された合成数。なんとなく印象に残った。次回の大会で出してみたい。
  • [TKQ]はOTTYさんおススメの合成数OTTY,2024)。この合成数を覚えられれば4枚で紹介する[○TKQ]や参考記事の合成数達にも繋がって、大きな合成数を幅広く網羅できる。[TKQ]自身は何気にバラバラ9枚なので揃いやすい。
  • [TTJ]は前回のはち杯でも活躍。大きさは微妙かもしれないが、2を使わないメリットがある。
  • [8QJ].[8JQ]は大きいし絵札を程よく消費出来るし覚え易い。が、最近は使っていない。

4枚

  • KQJJ=347*378K[334778JJQKK]
  • JQKT=2*5*JQK1[125TJJQQKK]
  • JTTK=7*J*144169[1144679TTJJK]
  • TJTK=J*919183[113899TTJJK]
  • 9TKQ=2^K*J*TA[129TTJQKK]
  • 8KQT=2*5*8KQ1[12588TQQKK]
  • 8TKQ=2^6*Q6583[2356688TQQK]
  • 6JJK=Q7*48J9[46789JJJQK]
  • 4QQJ=3*K9*9883[3348899JQQK]
  • KJQ5=5^3*17*617[11355677JQK]
  • QQ4J=3*41*9857[13445789JQQ]
  • QQQ5=5^3*9697[3556799QQQ]
  • QJQ5=5^3*9689[3556899JQQ]
  • QTQ1=J*J*73*K7[1377TJJQQK]
  • 83QJ=683*Q17[1336788JQQ]

メモ

  • 素数大富豪界隈の皆様にとってoverKJQJは常識である為、上記切り札は簡単に返されそうではあるが、意外と通る印象。
    相手の4枚に下辺([QJQ5]など)で返すと上辺で返され、そのまま上がられる試合もあった(2敗)。

    敗北例
    以上から「仕掛ける場合は7桁OK、仕掛けられたら 8桁待機」が適切だと考えている。
  • [KQJJ]はオバケの中でも合成数大富豪で一番活躍しそうな合成数(次点は[2]を使うが[KKJQ]。[KKQK]は奇数消費が多いので微妙な印象。)。
  • [JTTK,TJTK]は上記の気にいる条件を満たす4枚TOP2。しかし同数2枚を複数要求してくるため揃いづらい。[JTTK]は7.6%、[TJTK]は8.3%だった。*4
  • [9TKQ,8KQT,8TKQ]は[2]を使う価値があるほどの大きさ・程よい札消費をしている。
  • [6JJK]は大活躍した。スリーカードの評価を改めるきっかけになった。枚数も少なめで揃う確率も12%と上記素数よりも高め。
  • [4QQJ,QQ4J]は新作。[QQ4J]は揃いやすくて使いやすそう。今後の活躍に期待。
  • [83QJ]は[TTJ]の延長戦。覚えやすい。

5枚

  • 8KQTJ=3^5*487*6871[1345677888TJQK]
  • KQ7JK=TJ1*Q983[13789TJJQQKK]
  • QJT6J=97*Q48563[34566789TJJQQ]
  • QTK6J=97*Q47563[34566779TJQQK]
  • JJKQ5=5^4*K9*Q79[455799JJQQKK]
  • 65QTK=9J*71483[13456789TJQK]

メモ

  • 5枚には[2]以外1枚ずつ消費の[65QTK]という比較的揃いやすくて(33%)大きめな合成数があり、これを5枚の切り札ボーダーラインだと考えている。よって九条カは省く。
  • [8KQTJ]はOTTYさんに出された合成数。スリーカードではあるものの、5枚9桁の中でも出しやすい方(5.6%)。そしてとても大きい。
  • [KQ7JK,JJKQ5]は強いと思う。が、暫く出していない(11.3%,5.2%)。
  • [QJT6J,QTK6J]は自信作。素因数場が[97*Q48563/Q47563]となっておる為セットで覚えやすい・大きい・揃いやすい(どちらも9.9%、どちらか揃う確率は15%、両方揃う確率は2.5%)といい事ずくめで気に入っている。次の大会ではバンバン出したい。
  • [65QTK]は[T93651]や[1T7469]と組み換え可能。積極的に軸にしていいかもしれない。

以上になります。

6枚以上はまだ発展途上ですので、ここでは省略致します。

おわりに

以上、合成数大富豪の切り札紹介でした。
最初は上がる事さえ精一杯だと思います。それでも合成数量を増やしていけば、[X]に依存しつつも合成数上がりが見える場面が少しずつ増えていきます。
しかし今度は「手番が来れば上がれたのに、先に相手に上がられてしまった」という場面に出くわします。これこそが強くなった合成数大富豪プレイヤーの新たな壁です。これを突破するには手番を奪うこと、つまり切り札が準備する必要があるのです。ぜひ覚えてみて下さい。

合成数大富豪はとても面白いです。素数大富豪とは似つつも異なる探索・暗記・組切り・駆け引きが新鮮で、やればやるほど味が出るスルメゲーです。1回優勝は出来たので、今後は素数大富豪にマンネリを感じた時の気分転換として研究・鍛錬を積み重ねるつもりです。*5

現在、競技合成数大富豪プレイヤーは2名のみとなっております。もっともっと増えて欲しいです。OTTYさんとの対戦はとても楽しいのですが、他の方とも何時間にわたるアツい対戦を繰り広げたい・僕らだけでは思いつかない新戦術を見てみたい気持ちがあります。

「世の中常に人手不足」だとミサきちも言うように、競技合成数大富豪界隈も競技素数大富豪界隈も人手不足です。割と深刻です。*6*7

壁を感じる気持ちは理解できますので、無理強いするつもりはありません。何かしらのきっかけで合成数大富豪にハマった時に攻略記事が手助けになれば嬉しいな、という気持ちで書き続けております。*8やる気があれば初心者だろうと大歓迎しますので、気軽にお声がけください。

この記事はこの辺で終わりにします。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。

*1:カウンター戦術を否定したいわけではないのですが、現状遅延だけに終わる場合が多く、先に枚数を減らしたプレイヤーが勝つ傾向にあります。

*2:お互いの手札把握は理論上可能ですが、そこまで確認できるほどの実力はありません。

*3:各自で探索したり、その場で計算してみたり、他人が出していたものをパクってみたりしてプールを広げています。

*4:この確率はジョーカーを排除させた山を24枚ドロー・絵札バラシ無で計算しております。あくまで目安・比較として計算しております。

*5:素数大富豪は新戦術を開拓するより、それぞれの戦術を地道に強化させるフェーズに入ってしまった感じがある。[96TQQTJ]など絵札の並びを覚えるのが本当にキツい。

*6:合成数大富豪への入り口は素数大富豪のみですので、そっちの人口増加も大事です。しかしながら(あまり大きな声では言えませんが)最近の新参者が既に別分野でも活躍されている能力者ばかりで、ハードルの高さを感じます。3TKは変なだけで平凡ですので、肩身が狭いです。

*7:プリコネのキャラは有名な声優さん担当が多いです。クルミ(左)は植田佳奈さん、ミサキ(右)は久野美咲さんが担当です。クルミは誕生日(6/9)が、ミサキは名前が声優さんと一致していて面白いです。

*8:素数大富豪攻略記事では効果が見られたので、この行為には意味があると思っております。