[素数大富豪]3のブログ

主に素数大富豪のことについて書いています。素数大富豪は面白いトランプゲームです。

【素数大富豪】先手必勝!4枚二刀流戦法!

どうも。3TKです。この記事は大会で勝ちたい!と思ってる方には是非読んで欲しい記事です。

素数大富豪界隈で盛り上がってることといえば、あれですね、HNP(Happy New Prime)杯。オンライン素数大富豪で1対1で戦う大会です*1

従来の大会とは変わったところがあって、新しい素数に出会った時は「HNP!」って叫ぶんです(コメント欄で)。そして観客も倣って「HNP!」って叫んで盛り上がるんですよ。それが中々楽しくて。一度だけでも良いので、見に来て欲しいです。「HNP」は2020年素数大富豪界隈の流行語になること間違いなし。*2

ここからが本題です。

素数大富豪大会に出たことのある皆さん、こんな経験ありませんか?

シチュエーション①

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これは先日、暇つぶしに素数大富豪オンラインを覗いてみると、部屋にれんちょんさんがいらっしゃったので、二人で素数大富豪した時の画像です。

先手は僕、手札に「KTQJ」があったので4枚→KTQJ→3枚の王道ムーブで攻めます。

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れんちょんさんは合成数カマトト*3をしてきました(分からない人は補足を見て下さい)。

相手の手札は24枚。僕は予定通り、KTQJを出しました。

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するとどうでしょう

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相手はKJQJで返してきました。あれだけ手札があるのですから、返されるのは当然と言えば当然なのかもしれません。

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3枚しか持ってないので、5枚出しは返せません

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4枚しか持ってないので(ry

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その後何も出せずに試合が終わってしまいました。上位プレイヤーは沢山の素数を覚えているので、手札さえあれば5枚出しや7枚出しなど朝飯前です。理解できませんね。*4

シチュエーション②

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先程の試合から数日経ち、暇つぶしに部屋で待ってると、こなたさんが来てくれました。大会等で見たことない名前なので、あまり強くないだろうと思っていたのですが…

先手でKJQJがあるので、4枚→KJQJ→3枚の黄金ムーブで攻めます。KJQJは4枚出し最強素数なので、返されることは無いでしょう!

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こなたさんも合成数カマトトをしてきました。合成数カマトトをしてくる人は例外なく強者です。つまり、こなたさんも強いプレイヤーなのでしょう。

しかし僕が出すのはKJQJ、こなたさんがKJQJを持っていたとしても出すことは出来ません。この試合は僕の勝ちだ!と思っていたのですが…

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!!!!!!

なんという事でしょう!KJQJより大きい数を合成数で返されたのです!これはoverKJQJと言って、強い人たちはKJQJを返すために覚えています。珍しい光景ではありません。

…2つの例を紹介しましたが、実際にやられたことは無かったでしょうか?

僕は数えきれない程に経験しました。せっかくKJQJ持ってて先手を取っても結局返されて負けて…「素数大富豪はクソゲー」、「なにが先手ゲーだよ。先手を取っても勝てねーよ。」本気でこう思ってました。

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いつぞやの心境。



しかしこれも対戦ゲームの一つ、どうせやるなら勝ちたいじゃないですか。まずは上位プレイヤーに一矢報いることを目標にします。

トッププレイヤーにも、新たな素数をちょっと覚えるだけで勝てるようになる?

僕はこんなクソみたいなシチュエーションを打破したいと思って1枚の素数表を作りました。それを、同じことを思っているであろう皆様に紹介します。

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[http://7枚11桁.xlsx:title](上の表のエクセル[原本]です。自分好みにアレンジしてみて下さい。)

素数表の説明
  • 左の三桁数字○○○をその上の4枚8桁△△△△の後ろにくっつけたものは素数。(例:113KJQJは素数)
  • 三桁数字○○○も並べ方次第で素数になる。(224は4=2*2、357は57→3、339は9=3*3で出す)

つまり!上のシチュエーションのように、最初の4枚出しに全出しカマトトされたら7枚11桁を出して上がろう!

普通に4枚出しで返されたときは、4枚8桁→3枚出しで上がろう!

勝利の方程式は4→4→3と4→7の二通り!

これぞ4枚二刀流戦法!(ババン!)

上の素数表をちょっと覚えて、貴方も4枚二刀流戦法を習得しましょう!

 説明を続けます

  • 水色の枠内は三桁数字○○○を最大素数にした並び替え一覧。「113」なら「311」、「125」なら「521」に並べ替えれば最大素数になります。
  • 素数表の三桁数字○○○は並び替え次第で素数になるため、「357」、「339」を除いて3の倍数でない(「357」は57→3と消費できるので採用)。
  • また、7枚11桁も素数なので3の倍数にはならない。つまり自明で、○○○/3と△△△△/3の余りは等しいことが分かる。*5
  • 素数表をコンパクトにするため、○○○を3桁数字に抑えている。4枚8桁に使わない絵札は最初の4枚出しで消費しましょう*6
  • 4枚二刀流戦法は「先手かつ初期手札で4枚8桁を出せる」時にのみ使える戦法です。それ以外で使うことはありません。

以上で説明は終わります。一気に覚えるのはムリだと思うので、最初はKJQJとKTQJを使った7枚11桁から覚え始めましょう*7

覚えてみた結果

先手勝率がグーンと上がりました。
この戦法、トッププレイヤーであろうと相手が絵札4枚持ってなければ絶対成功するのです。

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成功例。相手が誰であろうと関係ありません。

おわりに

僕と同じように、少しでも大会で勝ち数を稼ぎたい人は上の素数表を覚え始めてみてはどうでしょうか?条件下でないと全く役に立たないものの、条件下ではまさしく必殺技に成りますし、なにより5枚出しや合成数を覚えるよりは圧倒的に楽です。

本題から逸れますが、ぶっちゃけ素数大富豪大会で勝つために重要なのは「素数をたくさん覚えているかどうか」より「勝つために必要な素数をたくさん覚えているかどうか」なんですよ。その「勝つために必要な素数」というのは素数大富豪オンラインで何時間も費やしてようやく気付くのです。この記事で紹介した7枚11桁も「勝つために必要な素数」であると思っています。僕は「素数を覚えるのにあまり時間を裂けたくないけど、せっかく出てる大会では勝ちたいなぁ」という人に勝つために覚えるべき素数表・戦略を紹介する記事を定期的に書き続けたいです*8

ま、こんなこと言ってますけど、素数大富豪なんて所詮はゲームなんだし楽しくやれたらそれでいいんですよ。一番大事なのは「好きな素数を増やすこと」なのかもしれません。素数大富豪古参組の二世さんは「大会でやるような素数大富豪は『競技素数大富豪』というジャンルにして、遊ぼう会等でやるような『素数大富豪』とは別物にするべきでは*9」と仰っていました。僕もこの考えには同意で、大会で強い人たちにボコボコにされて嫌な気持ちになっても「大会でボコボコにされたから素数大富豪つまんない。もう二度とやらない!」という考えをせずに「素数大富豪は楽しいけれど、大会は負け続けでストレスだなぁ。『競技素数大富豪』は卒業しよ。」くらいに思っていただけると幸いです。勝ちたいと思っているなら僕をはじめ、色々な方が協力してくれますよ。一緒に強くなりましょう。

この記事はこの辺で終わりにしようと思います。ご精読ありがとうございました。

 

 

 

 

*1:主催者・運営はなきゃのさんです。過去に行われたオンライン素数大富豪大会(禅王戦、雪華流星戦)の主催者・運営でもあります。いつも楽しいイベントをありがとうございます。

*2:2019年の流行語には僕の名前、「3TK」が入ってますよ!

*3:合成数出しに失敗したとき、ペナルティとして素因数部分に使ったカード枚数分も含めてドローする」というルールを利用して、手札枚数を倍にする戦術です。

*4:れんちょんさんと言えば漫画「のんのんびより」を思い出しますね。田舎に住んでる4人の女子小中学生を描いたのんびり日常系作品なのですが、3TKは先日発売された最新刊(15巻)で感動してしまったとかなんとか。15巻を読む前に2巻(ほのかの初登場回)と12巻(しおりの初登場回)を読むことをオススメします。

www.kadokawa.co.jp

*5:どちらが余り1、もう一方が余り2だと、7枚11桁自体が3の倍数になってしまう

*6:これが結構難しいです。いざという時は出会うことを祈りましょう。

*7:3で割った余りが異なるため、ごっちゃになりません

*8:我ながら大きなお世話だとも思いますが、まあ親切って自己満じゃないですか?親切は義務じゃないし、された側も感謝するのは義務ではないですし。

*9:これは僕がどこかで聞いたのを思い出して書いてるだけで、二世さんが言おうとしたこととは違う解釈になっているかもしれません。