[素数大富豪]3のブログ

主に素数大富豪のことについて書いています。素数大富豪は面白いトランプゲームです。

【素数大富豪】3TK流暗記術

3TKです。

素数大富豪について大量の攻略記事を書いてきましたが、「素数の暗記方法」については一切触れていないことに気付きました。競技素数大富豪プレイヤーにとって最大の壁は『素数を覚える事』に違いありません。

そこで本記事では3TKの素数の覚え方・『3TK流暗記術』を紹介します。

はじめに

本題に入る前に言っておきたい事が1つあります。僕は残念ながら素数を簡単に覚えられる術は知りません。暗記するには地道な作業を繰り返すしか方法は無いのです。

しかし、大会で勝つには素数を覚える必要があります。少しでも勝てる可能性を上げたい・大会でカッコよくなりたいのであれば地道な努力を重ねて素数を覚えましょう。QK部の部員達も裏では素数表と睨めっこしている筈です。*1

僕がこれから解説するのはあまり脳に負担を掛けない覚え方です。手を動かしさえすれば何だかんだ覚えられる、そんな覚え方です。気張らずテキトーに取り組みましょう。1日30分の作業を数日繰り返すだけです。*2

世の中には見たもの全て頭に残る人もいるみたいです。その能力があれば素数大富豪で無双できますが、面白くないと思います。壁が有るから楽しめるのだと思います。

ステップ①:覚えたい素数表の用意

まずはどんな素数を覚えたいかを決めて、下記サイトで探索して素数表を作りましょう。*3

searial.web.fc2.com

この記事では4枚二刀流の[KJQJ],[KTQJ]の欄を例にして説明します。

[KJTK]を使った二刀流も強いですよ。[KKJ]二刀流の方が強いですが。

ステップ②:写経

まずは書きましょう。1つ毎に3回ずつ書きましょう。
苦行です。ですので好きなBGMを聞きながら取り組みましょう。*4

 

気合いだ気合いだ~

紙は配られたプリントの裏でも何でも良いです。僕は学校ではルーズリーフ、家ではノートに書いてます。

マイノート。まほプリ2楽しみです。

ステップ③:テスト

ここで一旦テストです。写経欄を隠して頭に残っている数字を、思い出せるだけ書き出してみましょう。写経後でも全然書けないと思います、最初の数字と最後の数字、それ以外に2個書く事が出来たら上出来です。あまり時間を掛けず、限界を感じたら答え合わせをしましょう。
思い出せなかった数字は再度写経しましょう、今度は1回ずつで構いません。もし余裕があれば、以下の2点を気にすると良いです。

  1. それぞれの数字始まり(1〜)が何個ずつあるか
  2. 特徴的な数字列

[KJQJ]欄で例えると[1〜]が[113],[125],[137]の3つ、そして[2〜],[3〜],[4〜]もなんと3つずつです。
[KJQJ]欄の特徴的な数字列は[113,125,137],[953,956,959]でしょうか。前者は12ずつのアップ、後者は3ずつのアップです。

ステップ④:トランプで壁打ち

写経を終えたらトランプを使って壁打ち練習です。
用意するものは

  • 素数
  • トランプ
  • (プレイマット)

小ネタですが、実は『BICYCLE』トランプとTCGカードの大きさは同じです。*5その為TCG用のスリーブは『BICYCLE』トランプにも付ける事が可能です。好きな絵柄のスリーブを付けたトランプでなら、少しは壁打ちも楽しめるでしょう。

マイトランプ。D.C.Ⅱ大好き。

また、スリーブに更なるスリーブ(オーバースリーブ)を付ける事でスリーブ保護&機動性アップを得られます。スリーブ付けるのであればオーバースリーブも買いましょう。*6*7

壁打ちのやり方としては、今回の例を使うと
数札のみの山を作ってシャッフル*8
[J],[Q],[K],[X]の絵札4枚を用意

数札山から7枚引いて、二刀流の組切りを考える

この画像だと[473KJQJ]→[9277]や[9437]→[277KTQJ]などがあります。

③をテンポ良く繰り返す。数札山が無くなったら再度シャッフル

の手順で行います。*9この壁打ちは素数表を見ながら行います。使った経験が暗記に繋がるのです。まずは出す事に慣れましょう。
そして予め壁打ち時間を決めるのが良いと思います。僕は10~60分です。はじめは短く10分に設定してみましょう。
また、難しいと感じたら数札1枚の代わりとして[X]を更に1枚用意して行いましょう。

これで1日の作業はおしまいです。お疲れさまでした。

ステップ⑤:ステップ③&④を数日繰り返す

③&④を数日間繰り返しましょう。②はつまらないのでやらなくて良いです。
テストで上記のアドバイスが役立つはずです。「[224],[263]……うーん、でも[2~]が3つあったはずで……あ、[278]だな。」「[956]があって……[953],[956]とコンボだっだな」というように、思い出せるヒントを何か作っておくことがコツです。語呂を作ったり、合成数なら一度筆算してみるのも良いでしょう。

④では徐々に難易度を上げてみましょう。やり方としては「制限時間を設ける」、「数札山に絵札を加える」、「素数表を見ない」などがあります。

ステップ⑥:実戦で使おう

3,4日程やればある程度覚えてくると思います。素数大富豪オンライン・cpu素数大富豪で覚えた素数を出してみましょう。

特に素数大富豪オンラインは制限時間が有るので実戦練習にうってつけです。

おわりに

以上、3TK流暗記術の紹介でした。
最後にアドバイスすると、素数を覚える為のスパイスとなるのは『その素数を出したい!使いたい!』というアツい気持ちです。僕は一応大学で研究を行う研究者*10であり、競技素数大富豪においても探求心を持っています。なので素数大富豪オンラインに潜って遊んでいると「現環境ではこんな素数が強そうだな。探索してみるか。」「あの人の出す素数は面白いな。参考にしてみよう。」「アニメの話をしたい!キャラ素数を覚えよう!」などなど様々な思惑が浮かぶのです。
そして気になります。それは本当に強い素数なのか?便利な素数なのか?勝率を上げてくれる素晴らしい素数なのか⁉
……それは使ってみないと分からない。使ってみたい、試したい。しかし、使う為には覚えないといけない。だからこそ覚えようと必死になる。それだけなのですよ。

色々書きましたが、本当は覚え方なんてどうでもいいのかもしれません。必要なのはこの気持ちだけ。これさえあれば、どんな暗記術であろうと覚える事が出来るのだと思います。
ま、3TK流暗記術も参考にしてみて下さい。*11トランプを使った壁打ちはお勧めですよ。

以上でこの記事は終わりです。
次回は「素数表の作り方(自己流)」を紹介したいと思います。
ここまで読んで頂き有難う御座いました。

*1:実は数話しか読んでいません。

*2:記事のタイトルは雪村杏ちゃん(画像左)の記憶術『雪村流暗記術』から取ってます。

*3:素数表の作り方が分からない人もいる気がします。いつか記事を書きたい。

*4:最近の作業BGMは『Undertale』の『Battle against a true hero』です。カッコよくて美しい名曲です。高2の頃から大好き。
 

 youtu.be

*5:所謂ポーカーサイズのトランプが63*89mm、主流のTCGが63*88mmです。

*6:オーバースリーブはブロッコリー紫(M)がお勧めです
ブロッコリー スリーブプロテクター マット&クリア | 株式会社ブロッコリー

*7:スリーブを付けるのであればデッキケースも忘れずに買いましょう。

*8:この理由としては「4枚出しを成功しやすい」、「他の組切り択を作らない」の2点です。

*9:覚えたい素数に応じて変えます。3枚二刀流なら[J,Q,K,X]→[J,K,X]にします。僕は「固定部分+変動部分(3~5枚)」という形で素数を探索しているので、練習の際は数枚めくって変動部分を見つける作業を行っています。

*10:ただの担当教授の言いなりですが

*11:効率悪い気はしている。他の人の暗記術を知りたいです。

絵札5枚の初期手札を活かそう!8枚13桁素数の紹介

3TKです。

この記事では8枚13桁の素数を紹介します。最初に覚える利点を説明し、その後に素数表を紹介します。
先手勝率を上げるキーカードとなっています。是非読んで下さい。

覚える利点

絵札5枚の配牌はラッキー⁉

まずは最初に配られる11枚+ドローを含めた12枚時における絵札割合を紹介します。Aから9を1桁カード、10、J、Q、Kおよびジョーカーを絵札カードとすると、トランプの54枚は1桁カード36枚、絵札カード18枚に分かれます。初期手札において、1桁と絵札それぞれのカード配分の確率分布を示したのが次の図です。*1

素数大富豪の初期手札の1桁/絵札構成比の確率分布

絵札3,4,5枚の確率が高く、それぞれ20%以上で合計70%となります。

ここで注目したいのが2枚時に絵札が0~4枚である場合と5~12枚である場合の確率です。

12枚時に絵札4枚以下と5枚以上、それぞれの確率

なんと、12枚時に絵札5枚以上の確率は約36%でした。とても低いです。この事から先行1手目に絵札5枚以上使った素数を出せば返されにくい事が言えます。素数大富豪のルール上、手札の絵札4枚以下の時に絵札5枚使った素数を返す術がありませんので。

話はまだ続きます。ここで追加条件『自分が数札6枚、絵札5枚所持している』場合において相手が絵札を5枚以上所持する可能性を計算します。つまり『(山札,数札,絵札)=(43,30,13)の状態から12枚引いて絵札が5枚以上ある確率』を計算します。この数値こそが1手目の絵札5枚素数に対して返される可能性を表す真の値と言えるでしょう。

(山札,数札,絵札)=(43,30,13)の状態。この素数が流れる確率は……?
D.C.F.S.』のことりの破壊力が凄かったです。

特殊条件下における12枚時に絵札4枚以下と5枚以上、それぞれの確率

その結果、特殊条件下において12枚時に絵札5枚以上の確率は約25%でした
つまり!先行1手目に絵札5枚素数を100回出せば75回は流れるのです!

皆さん知っての通り、素数大富豪は運要素の強いゲーム、所謂運ゲーです。しかし運ゲーだからと言って脳死でプレイするのは駄目で、大型大会で優勝できるような強いプレイヤーを目指す為には勝てる確率の高い択を選び続けるプレイ技術を身に付ける必要があります。これは麻雀やカードゲーム・ポケモン対戦など、他の競技にも共通して言える事だと思います。そんな中「75%の確率で勝てる択」というのはとても強く、多用すべき択だと思います。「コインを2回降って1回でも表が出ればオレの勝ち。2回とも裏ならお前の勝ち。これを100回やるぞ」と言っているようなものです、誰が聞いても圧倒的有利な運ゲーです。

以上から、僕が主張したいのが「先行で絵札5枚あったら必ず初手で使え」です。75%の確率で勝てる択を捨てるのは勿体ないです。11枚(or12枚)で組み切ることに頭を使いましょう。しかし[KKJ],[KK=TA*13],[KKQTJ]や[KJQJ]を使った二刀流ルートが有る場合は話が別で、それらを使った組切りを考えましょう。ケースバイケースなのですよ。

8枚13桁の強み

ここで、僕が以前に書いた「先手における考え方<1手目編>」の記事を紹介します。読んで欲しい記事ではありますが、スキップしてもこの記事の理解には問題ありません。

hana3101382283.hatenablog.com

上記記事の④でも「絵札5枚有る時は[5枚10桁、6枚11桁→残り]で上がりましょう(要約)」と書きましたが、「知ってる6枚11桁を出せるけど、残りの組が分からない……。考えてたら時間が無くなる、仕方ないので全出しするか~」といった不承不承な展開が時々生じてしまいます。そう、5,6枚の素数って一部しか知らないので、[6枚11桁→残り]で安定して組み切れるほどの素数量を持っていません。[57]が有れば組み切りやすいのですが、無い事の方が多いです。

その解決策が「初手で6枚11桁ではなく8枚13桁を出す」です。そうすれば残り枚数が3,4枚となります。その枚数でしたら素数量が一気に増えて組切りルートも安定して作れるのでは、と考えました。

3TKの8枚13桁素数

最近頑張って暗記している素数表がこちらです。

[JTTQJ],[QJTQJ],[TQTQK]の上に数札3枚以下を付けた8枚13桁素数です。「草タイプ/JTTQJ」、「水タイプ/QJTQJ」、「バシャーモ/TQTQK」というのはさしみさんの記事に沿ったやり方で名付けました。*2
母音で覚える絵札の並び - green+の無人島

残りに奇数を残したいという想いから、偶数2枚以上となる数札並びに太字を入れています。しかし例外的に9○○は全部太字にしています。この素数を返すのに「絵札5枚+9or絵札」が必要になり、返される確率を更に低める事が出来るからです。

覚えた結果

思っていたより役に立っています。*3上述の6枚11桁で発生していた悩みが上手く解消されました。本当に返される事無く流れます。[QTQTK13]や[145JTTQJ]の様に[1]始まりの素数は一見小さそうに見えますが、絵札5枚が力を発揮して強い素数となりますので躊躇うことなく出しちゃって下さい(勿論大きな素数を出せる方がgoodです)。
時々返されてしまいますが、気にしないで下さい。何度も言いますが75%で勝てる択なので、間違えなく正解択です。たとえ1回返されても、その分3回勝ちましょう。
小ネタですが、[242JTT12J]の様に9枚にして出しても強いです。とっても。

最後にアドバイスとして、僕のやり方で覚えるとしたら[TJJQQ]や[JQQKK]など所謂ツーペアとなる組み合わせがお勧めです。というのも、ツーペアの組が揃いやすいからです。「[T,J,Q,K]各4枚の16枚の山で5枚引いたら、ポーカーのどの役が揃うか」を計算したところ、以下の結果になりました。

絵札16枚山のポーカー

ワンペア・ツーペアの組み合わせが80%を締めました。そしてワンペアの組には必ず[TJQK]が入っている=二刀流が組める、なので優先度は低いと考えています。まずはツーペアの組み合わせで8枚13桁素数を探してみては如何でしょうか。

おわりに

前回の記事で「素数大富豪攻略記事は暫く書かない!」と言っていましたが、ネタが思い付いてしまったので今月も書きました。ま、由夢ちゃんの画像を使いたかっただけですので。最近は素数大富豪オンラインに人が居る事が多く*4、ついつい遊んでしまいます。しかし研究に時間を回さないと、そろそろ怒られそうです。だから素数大富豪の時間を減らさないと……とは思いつつ、何だかんだハマっている未来を感じます。Xのメインアカウント素数大富豪アカウントなのが良くない気がする。好きなアニメの情報しか流れないアカウントでも作ろうかな、カナ!*5

この記事はこの辺りで終わりにします。
ここまで読んで頂き有難う御座いました。
次回の更新は未定です。

*1:この文章、もりしーさんの記事からパクってます。

*2:この記事自体がさしみさんが[986JTTQJ]を出して「旧ハム草タイプ」とチャットで言っていた事から生まれた発想です。

*3:そもそも役に立っていなければ記事書いていません。僕は実際に使用してみて良かったものだけを纏めて記事に書いています。

*4:層はとても薄いですが

*5:本当は素数大富豪よりもD.C.オタクの時間を減らしたい。理解してくれる人が周りにおらず一生不完全燃焼状態なのは不毛すぎるので。だけどストーリーは面白いし神曲多いしラジオの宮崎羽衣さん可愛いしで日常に染まりつつあって辛い。コロナ渦の大学2年時に「暇だしギャルゲーをやってみようかな。『D.C.4』のヒロインの声優さん全員知ってるぞ。イラストも可愛いし買ってみよ」と軽い気持ちで始めただけなのに……

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【素数大富豪】先手における考え方<24枚時編>

3TKです。この記事は前回の記事の続編です。

hana3101382283.hatenablog.com

前回の記事では「ガチ対戦では初手11枚を勝つ為にどうやって扱うか」について書きましたが、この記事では「お互いに全出し失敗して手札が24枚。手番が回ってきました。さて、どうするか?」という問いに対して、自分の考え方を書いてみます。

これを読めばプレイヤーの皆様は勿論、素数大富豪ファンの方々もガチ勢の思考を理解するのに参考になると思います。ぜひ最後まで読んでみて下さい。

24枚勝負の勝ち方

切り札で場を流し、残りのカードを使い切って上がる!

お互い24枚所持している場面において、僕の勝ち方はこれだけです。最初に小さい素数を出して手札を減らしつつ、切り札を出して場を流す。そして残りを消化して勝つのです。
ここで言う「切り札」というのは「相手が絶対に返す事の出来ない素数」の事です。[KK=TA*13]や[KKKKTJ]などが当たります。

そして24枚勝負を制する為のキーカードとなるのが[K]と[X]です。素数大富豪は[K]+[X]の枚数が多いプレイヤーが優勢です。[K]+[X]は合計6枚あるので、4枚以上所持しているプレイヤーが優勢と言えます。お互い3枚所持していたら、先手が有利です。というのも、[K]+[X]が多い程「切り札」の幅が広がるからです。極端な話、片方のプレイヤーが[K]+[X]をすべて所持している場面では[QK]も[K]も「切り札」となります。返す事が出来ませんから。

以上が24枚勝負の前提となります。ここからは24枚勝負における僕の考え、「3TKならどのようにカードを使うか」を書いていきます。

ここからは24枚時*1に自分の手札にある[K]+[X]の枚数が

  • 3枚時
  • 4枚時
  • 2枚時
  • 例外プレイング

の順番に分けて書いていきます。*2

Ⅰ.[K]+[X]3枚時

僕が[K]+[X]が計3枚時に切り札に選んでいる素数合成数は以下の6つです。(青色:相手も出せる可能性のある素数

  • [KKKQQJJ]&[KKKQQQJ]&[KKKJJJJ]
  • [KKKQ=2^4×3×273569]{223345679QKKK}
  • [KKKQQJ]
  • [KKQ=2^4*29*283]{2223489QKK}《追加条件:[2]4枚or[3]を2枚以上or[7]を3枚以上所持》
  • [KKKQJ=7×19×9873167]{1136777899JQKKK}

使用回数の多い順番に並べています。それぞれを解説します。

Ⅰ.① [KKKQQJJ]&[KKKQQQJ]&[KKKJJJJ]

以前から使用している[7枚→7枚→7枚切り札→残り]と組み切る出し方です。

7枚出しラリーについては既に記事を書いており、上の記事ではラリーに使われる素数を、下の記事では切り札となる素数を紹介しています。

更に他プレイヤーの研究が進み、[6718464=2^10*3^8]など最初の7枚出しで合成数を出す事で7枚(約13枚消費)→7枚切り札→残り、という組み方が開拓されました。その研究記事がこちらです。

どの記事においても実践例も含めて書いていますので、この記事では解説を省きます。

本当に強い戦術で、7枚切り札が有る場合は優先して7枚プランを選びます。[合成数→切り札→残り]プランがとても便利で、対話拒否の100%勝てる試合が増えました。僕は[4782969=3^14]と[6718464=2^10*3^8]しか覚えていませんが、[3]が足りないなどで合成数が出せない場合でも7枚切り札があれば[7枚→7枚→7枚切り札→残り]プランを選びます。最初の7枚出しに相手が12桁で返してきた場合にどう切り返すかはケースバイケース、絵札枚数などと相談しつつ決めます。

Ⅰ.② [KKKQ=2^4×3×273569]{223345679QKKK}

これも昔から使われている合成数、通称オバケ。[4枚→4枚→KKKQ(13枚)→残り]と組み切る出し方です。

これも強い戦術で、[KKKQ]が出せる手札であれば大体4枚軸プランを選びます。カードの小回りが利く為、残りに困らないのが便利です。7枚切り札も有るけど[KKKQ]も出せる場面がありますが、その場合は7枚軸を選びがちです。

僕も含め、様々なプレイヤーが記事を書いています。上2つがラリーに使う素数、下3つがoverKJQJについての記事です。

僕はもう[KKKQ]しか使っていませんが、[KJQJ]を返す為に[KJKQ],[KQTJ],[KQJK],[KKTJ],[KKQT]辺りは覚えています。しかし全然出していないので、本番で思い出せるか不安です。

実践例は無かったので紹介します。*3

余談になりますが、僕は考える際には上図の様にまずは切り札を素因数部分に置いて、切り札以外をどう出すのかを考えます。*4

今回は[4649]→[8QTJ]→[KKKQ=~]→257#と組みます。*5

1分以内でこれを見つけるというよりは、「[KKKQ]があるので4枚出そう」→「とりあえず偶数多い小さい素数を出したい」→「[4649]出せそう。取り敢えず出そう。」→「そのターン+相手の思考時間+次のターンの時間で残りをどう組み切るか、4枚と残りで分ける」というように考えています。最初に考える事はプランと最初に出す素数です。それさえ出来れば何とかなります。たまに失敗する事もありますが…

話は変わって、この場面を見てみましょう。

お互い全出し後に先手の相手が4枚出し[85T9]を出しました。対して自分は[K]+[X]3枚持っているものの[2]が無く[KKKQ]を出せない。おそらく相手が持っていて、4枚軸で組んでいるのでしょう。さて、どうしますか?

僕なら[8QTJ]を出します。[8QTJ]は[K]を使わない4枚素数の中で2番目に強い素数です。*6なので相手はラリーを続ける為には[K]を使わないといけない。しかし相手も[K]+[X]を3枚しか持っていない以上、ラリーを続けると[KKKQ]を出せなくなってしまいます。

以上の理由から、24枚時に相手が4枚出したら大体[8QTJ]を返します。『相手の4枚出しには[8QTJ]』です。その後の展開はプレイヤー次第です。裏目に出る時もあります。

Ⅰ.③ [KKKQQJ]

[6枚→6枚→KKKQQJ→残り]と組み切る出し方です。僕は[KKKQQJJ],[KKKQQQJ],[KKKJJJJ]は出せないが[KKKQQJ]は出せる手札だったらこのプランを選びます。つまり妥協択です。

参考記事はこの辺りです。三者三葉みつどもえって感じです。お好きなのをどうぞ。僕は6枚11.12桁を自己流で覚え、6枚6桁は下2記事を参照したり出された素数をコピーして補っています。

実践例です。[KKKQQJJ],[KKKQQQJ]は出せないが[KKKQQJ]は出せる手札です。6枚軸プランを選びます。

組むとしたら、このような感じです。1つ目は偶数多めの四つ子素数*7、2つ目は[9876Tq]の場合が多く、それ他だと[98A2TJ]や[4QA3TJ]など5枚出しの絵札をバラした形の素数を出しています。そして[KKKQQJ]を出し、残りを消化します。残りを消化しやすいように、なるべく[57]を残すようにしています。または、2手目にHNPを信じて知らない数字を出します。

Ⅰ.④ [KKQ=2^4*29*283]{2223489QKK}

《追加条件:[2]4枚or[3]2枚以上or[7]3枚以上を所持》*8*9*10*11

[3枚→3枚→(3枚→)KKQ(10枚)→残り]と組み切る出し方です。上記の切り札が無い場合に選ぶプランです。つまり、妥協択です。また3枚出しの知識さえあれば出来るので初心者にお勧めと言えますが、大会ではそう簡単にラリーをさせてくれません。上述の7枚出しと同様に合成数を覚えていれば、ラリーをスキップできるかもしれません。

3枚出し合成数がいくつか紹介している記事を載せておきます。僕は覚えていませんが、これらを網羅出来れば[3枚合成数→KKQ→残り]プランを見つけられるかもしれません。

実践例です。[K]+[X]が3枚あるものの[KKKQQJJ],[KKKQQQJ],[KKKJJJJ],[KKKQ],[KKKQQJ]いずれも出せません。しかし[KKQ]は出せる上に追加条件「[3]2枚所持」を達成しています。なのでここは[KKQ]を軸としたプランを選びます。

[487]→[TJJ]→[KKQ=2^4*283*29]→[X7|X=5]→[876431]#で組みます。[487]に対してカマトトもしくは[8TK]以下で返されたら勝ち確です。勝算のある択だと思います。

Ⅰ.⑤ [KKKQJ=7×19×9873167]{1136777899JQKKK}

[5枚→KKKQJ(15枚)→残り]と組み切る出し方です。

5枚オバケは他に[KKQKQ],[KKKTT],[KKKJT],[KKKQT]があるのですが、僕はこれしか使っていません。一番カウンティングが楽で覚えやすいからです。*12

実践例です。[3]が1枚なので[KKKQ]は出せない。しかし[7]3枚、[A],[9]2枚あって[3],[6],[8]があるので[KKKQJ]が出せる。ですので[5枚→KKKQJ→残り]プランを選びます。ラリー回数は極力減らせる為、出せる場合であれば最優先で選ぶプランです。

[64451]→[KKKQJ=7*19*9873167]→[225J]#と出せば100%勝てます。

このプランは強力なのですが、{1136777899JQKKK}が中々揃いません。揃う確率は24枚時3.6%、25枚時でも6.1%の確率と低いのです。*13なので出番が少なく、印象が薄いです。
それでも絵札5枚で完結してて対話拒否で勝てるこのプランは強力ですので、とりあえず頭に入れておくと良いです。

Ⅰ.⑥ 裏技・絵札カウンティング

[K]+[X]4枚時の説明に入る前に、絵札*14が多い時に使える裏技を紹介します。

実践例です。既に紹介した切り札どれでも出せそうな手札が来ました。とりあえず今回は7枚切り札[KKKQQJJ]を軸としたプランにしました。

また、この手札の良い所は「切り札がある」だけではなく、「絵札が10枚もある」という点です。それは同時に「相手の絵札が8枚以下である」事を意味します。トランプには絵札が18枚なので、18-10=8です。

組み方の1例が7枚軸です。最初に小さな四つ後素数を出し、次に5枚9桁[8QQKJ]の絵札をバラした[8A3QA3J]を挟み、[KKKQQJJ]で場を流し、残りを消化するプランです。

この実践例では対戦相手がいます。対戦宜しくお願いします。取り敢えず[7541927]を出します。

しかし相手は[93TKTQJ]で返してきました。これでは用意していた[8QA2A3J]を出せません。ならパス?それともカマトト?

…いいえ、どちらでもありません。むしろ攻めるチャンスなのです。ここで相手の手札を見てみましょう。

なんと、絵札が2枚しかありません!そう、相手の手札に絵札は最大8枚。そして先程5枚使いました。1枚は恐らく山札にあります。仮に引けたとしても絵札は3枚。

つまり!絵札4枚以上の素数は「切り札」となるのです!

先程のプランは一旦リセットして、急遽[7枚13桁(絵札6枚)→絵札4枚以上の素数(絵札4枚)→残り]プランを構築します。まずは7枚13桁の[8KQJJQK]を出します。*15この返しに7枚14桁を出してしまうと自身の絵札も3枚になってしまい切り札が無くなってしまいますので、7枚13桁で返します。

相手は返すことが出来ません。流れます。

先程書いたように、絵札4枚を使った素数は切り札となります。なので[KA3QXJ|X=K]は必ず流れます。

はい、相手は返せません。流れます。

最後に[6521]を出して上がります。

このように、絵札数が有利である時は途中のラリーで大きい素数を返されても怯むことなく、絵札アドバンテージを活かしたプランを組むことで安全に上がることが出来ます。最初に決めたプランにのみ執着せず、柔軟な動きが出来るようになれば強いプレイヤーの仲間入りです。

この事から絵札カウンティングは重要だと言えます。「自分は絵札を〇枚所持しているから相手は△枚だ。あ、今相手が◇枚使ったので残り☆枚、自分も◇枚使ったので山札には◆枚あるな」というように、常に自分・相手・山札の絵札枚数を意識しましょう。そうする事で切り札を増やし、勝てるプランを創造しましょう。

以上、裏技の紹介でした。

Ⅱ. [K]+[X]4枚所持

有利な状況です。1枚のアドで切り札が沢山増えます。僕が良く切り札に選んでいる素数としては

  • 上記素数
  • [KKQTJ],[KKQKJ]
  • [KKKKTJ],[KKKTTJ],[KKQQQJ],[KKQQTJ]
  • [KKKKQTJ],[KKKJTQJ],[KKQQJJJ],[KKQJQTJ]

が挙げられます。

3枚時とは切り札の幅が増えただけで動き自体は変わらないです。なので実践例を1つだけ紹介して終わります。

実践例です。この手札では[X]を使わなくても[KKQTJ],[KKQQTJ]が切り札に、[X]1枚を使えば[KKQ],[KKQKJ],[KKKQQJ]、[X]2枚で[KKKTTJ],[KKKQQQJ],[KKKKQTJ]が切り札になります。

どれを切り札にするかは人それぞれだと思います。僕なら[KKXQQJ|X=K]を軸としたプランを選びます。理由としては

  1. [X]はなるべく「切り札」ではなく「残り」に使いたい。
  2. なるべく相手も出せる可能性のある素数を切り札設定したくない。
  3. なるべく多い枚数で試合を運びたい。

の3点を、[K]+[X]4枚時の切り札選びの際に意識しているからです。[KKQTJ],[KKQQTJ]は相手にも出せる可能性があるので、今回は選びませんでした。

取り敢えず偶数多い6枚素数[882449]を出します。そこからは相手の動きに合わせつつ行動しましょう。ここでは省略します。

Ⅲ. [K]+[X]2枚所持

今度は1枚のディスアドバンテージがある時です。不利な状況です。それでも切り札は1つだけあります。

  • [KK=TA*A3]{AA3TKK}

です。

Ⅲ.① [KK=TA*A3]{AA3TKK}

2枚出し最強合成数[KK]を使った組み切り方です。最初から2枚出しするのではなく5枚ラリーや9枚出しで手札を減らした後に[2枚→KK→残り]と組み切ります。

実践例です。この手札では切り札が[KK]しかないので、[適当に消費→KK→残り]のプランを選びます。

[KK]に必要なカードを抜いた手札がこんな感じです。今回は絵札が5枚もあるので、これらを使ったラリーで手札を減らします。[5QQTQJ]が見えたので最初は6枚素数を出しましょう。四つ子素数[294319]を出します。

[294319]→[5QQTQJ]と出し、仮に流れたら[KK=TA*A3]→[57]→[2423]#と出します。上手くいくかどうかは相手次第ですが、悪くない手だと思います。
また、[K]+[X]2枚時では[KK]に頼らず、山札に[K]+[X]がある事に期待して全出しすることもあります。山に1枚あって手札が強くなることもあれば、1枚も無かった上に良手札の相手が好き放題に動いて負けることもあります。全出しも[KK]も一長一短で、どちらが正解なのかは結果論だと思います。お好きな方をどうぞ。

Ⅳ. 例外プレイング

最後に[K]+[X]が全然来なかった、それでも勝つプランを紹介します。

  • 超多枚数素数
  • 革命《追加条件:なるべく多く[A]+[X]所持》
  • 9枚18桁《追加条件:絵札10枚以上》
  • 全出し

Ⅳ.① 超多枚数素数

[K]+[X]の枚数関係なしに[約20枚の素数→残り]で組み切るプランです。[K]+[X]が2枚以下の時は優先して選びます。

超多枚数の覚え方も色々あり、僕は通称『羽入超多枚数』と『サマポケ超多枚数』を暗記しています。

参考記事です。プレイヤー各自で別々の超多枚数を覚えているイメージですので、これら記事を参考にしつつ独自の超多枚数を探索して覚えるのが良いと思います。

実践例です。超多枚数を覚えれば、こんな弱い手札でも

[468Q34567X919QTJTJQA3|X=8]→[6277]#と組めるようになります。お互い24枚時の超多枚数は体感全然返されません。(2024/3現在)

場が盛り上がるようなド派手な戦術である為プレイヤーに好まれやすいのですが、覚えるのが大変、また覚えたからと言って実戦で出せない&出せても残りが分からないケースが大半ですので、実用性は思った程ありません。覚えていたら便利ですが、優先度は低いと思います。*16まずは2~7枚を固めましょう。

Ⅳ.② 革命

《追加条件:なるべく多く[A]+[X]所持》

絵札不利が明確である時に状況をひっくり返す(or誤魔化す)戦術です。[A729]を出して革命します。

参考記事の一つです。あくまで革命に関する考察のみで、革命時に便利な素数が載っているわけではありません。

僕は絵札不利且つ[A]3枚+[X]1枚以上ある場合に革命を選びます。[X]が無い時は革命しません。革命時の切り札である[AX~|X=0]ではじまるn枚n桁素数を出せないからです。それだと不利な状況のままになってしまうので、その場合は全出しします。

実践例です。このような手札であれば[A729]を出して革命を起こします。その後については相手の動き次第となってしまう為省略させて頂きますが、[AXA|X=0]などを切り札としつつ展開を続けましょう。

Ⅳ.③ 9枚18桁

《追加条件:絵札10枚以上》

最近覚え始めた[9枚→9枚→残り]プランです。上述の裏技で記載したように自分が絵札を10枚持っている時、相手の絵札は8枚以下となります。つまり、絵札9枚以上の素数は切り札となります。その仕組みを利用したプランとなります。

最初に出す9枚素数はこの記事のやり方で覚えたものを出しています。

9枚18桁の素数

9枚18桁はこの素数表を使って覚えています。まだまだ練習途中です。

実践例です。革命プランでも良さそうですが、折角絵札10枚もあるので、9枚出しプランを選びます。

[45456262q]→[QQQTTTJJK]→[9A3XAA|X=T]#と出せば100%勝てます。今回は良い手札でした。

まだ只の理想論です。9枚18桁すら全然覚えられていませんし、最初の9枚出しも出せるか怪しい上に残りの消化が最難関の壁となります。1分で組み切るのは難しく、実用には程遠いです。

Ⅳ.④ 全出し

[K]+[X]が少なく切り札が何もない。知ってる超多枚数も無いし[A]も絵札も少ない。そんな手札ではHNPを狙って全出しをします。

そんな手札ではHNPを狙って全出しをします。

クソ手札で全出し即決した場合には、1001チェックもやると良いと思います。誤差かもしれませんが。「色々考えてみたけど、時間が迫ってきた!取り敢えず全出し~」という場合には3の倍数と最後に奇数を持っていくことだけ意識しつつ適当に押して出しましょう。

以上、24枚時における僕の考え方の紹介でした。

これらはあくまで見本です。僕自身、常にこんなに上手いプレイングが出来ているわけではありませんし、100%勝てる組み方を見逃している時もあります。他のプレイヤーも恐らく同様で、実際の大会はもう少しレベルが低い(?)です。ですので「こんな組み方があるんだな」と参考程度に留めて下さいね。

初めはどこから?

「大会で勝つ為にどんな素数を覚えるべき?」と聞かれた際に、僕が思うお勧めは

  • 4枚軸…[KKKQ]プランは比較的簡単な部類。二刀流や残りで覚える為、沢山覚えるべき。24枚時でもその知識を応用して[KKKQ]を切り札に組み切ろう。100%組み切れる時もある。
  • 7枚軸…合成数を上手く使えば100%組み切れる場合がある。何故か7枚の記事は発達している為、覚えるきっかけが多い。

の2つです。

はじめはこの2つを上手く組めるように重点的に練習して、慣れたら他プランに手を付けるのが良いと思います。

また、不利な状況下での練習は後回しにしましょう。ますば有利な状況下で勝つ為の練習をするべきです。少しずつ勝てる試合が増えて、いつの間にか界隈の強い人達にも勝てるようになります。

素数大富豪は運要素の強いゲームで、100%勝てる展開があるのと同様に100%負ける展開もあります。負けるのは仕方の無い事なので、1戦の勝敗で一喜一憂せず気張らずプレイしましょう。
最後に、この記事は僕個人の意見となります。色々試してみて、自分に合った戦術やオリジナル戦術を探してみましょう。

おわりに

改めて、パワーインフレを感じさせる記事を書きました。昔は[KJQJ]で流れたのですが、ガチ勢が突き詰めた結果として完璧主義環境となってしまいました。逆に言えば、これからの発展は緩やかなものとなりそうです。どのように進化していくのでしょうか、楽しみです。

ここからは私事です。

僕はるいあさんのブログをきっかけに攻略記事を書き始めたのですが、5年目にして漸く!るいあさん攻略記事数を追い抜く事が出来ました。*17目標として設定はしていなかったものの、追い抜いたことで「沢山書いた」と、しみじみ思います。

しかし、もうネタが尽きてしまいました。良く使っている素数の紹介*18は既にしてしまいましたし、前回と今回で戦術についても紹介しました。ですので、3TKの「素数大富豪攻略記事」は暫くお別れです。

もう攻略記事のネタが尽きました。
だから……さよならだね、皆さん

*19今後も素数大富豪関連の記事を書くとは思いますが、攻略記事を書くのは先の話になるでしょう。カテゴリー「素数大富豪攻略」に纏めていますので、気が向いたら読み返して下さい。
他のプレイヤーも定期的に攻略記事を書いているので其方も読んで頂きたいです。

 

この記事はこの辺りで終わりにします。
とても長い記事でしたが、ここまで読んで頂き有難う御座いました。

*1:1枚引いて25枚の場合やドロー→[57]→ドローして24枚の場合も合わせて「24枚時」とします。

*2:[K]+[X]が5,6枚時の説明を省きます。4枚時に安定して勝てるようになっているプレイヤーであれば問題なく組み切れると思いますので。

*3:素数大富豪オンラインではログイン毎に名前を入力します。大会の際は「3TK」ですが、それ以外の場合は適当です。最近はハマっている恋愛ゲーム『D.C.』シリーズのヒロイン名で遊んでいます。

*4:最初は丁寧に[KKKQ243273569]という順番に置いていましたが、反復練習を繰り返す内に素因数部分に必要な数字を覚え、[KKKQ223345679]と置いています。暗記しなくても、練習を重ねれば自然と覚えます。

*5:[2T8QJ](ふたば球場)を知っていれば勝ち確です。僕は知りませんでした。

*6:1番目は[QQQJ]。手札にQが有る以上、相手は[QQQJ]→[KKKQ=~]と出せない。

*7:[66643q],[66466q],[94666q]はセットで覚えましょう

*8:[KKQ]より大きい唯一の合成数が[KKK=3*7*13^2*37]でお互い[K]+[X]3枚所持時は{A233377KKK}を使って出すしかありません。この事から追加条件を達成できると相手は[KKK]を出せず、[KKQ]が切り札となります。

*9:[K]+[X]2枚の時でも[KKQ]は出せるのですが、逆に相手も[3*7*K*13*37]や[3*7*K^2*37]など[KKK]の出し方が多様になります。相手が[KKK]を出せるかどうかの判断が難しくなるので、3枚以上の時しか切り札として使いません。

*10:追加条件[2]4枚のみを達成している場合、山札0の時に[KKQ]を出すと絶対に山上が[2]となり[KKK]を返される可能性が出てくるので御注意下さい。その場合[KKJ]が切り札となりますし、相手が[KKJ]を出して来たら[KKQ]は切り札となります。

*11:[K]+[X]4枚以上の場合は追加条件は要りません。相手は[KKK]を出せないので。

*12:[KKKTT]は[KKKJT]で返される可能性があります。他は常に切り札です。

*13:nishimuraさんのシミュレーションより

*14:素数大富豪ではジョーカーがワイルドカードである事から、[T],[J],[Q],[K],[X]の計18枚を「絵札」と呼んでいます。

*15:僕が7枚13桁で覚えているのは[4/8-KQJJQK],[4/7-QQTTJJ]のみです。もう少し増やしたい。

*16:賛否両論あると思います。僕は「大会参加するなら20枚素数を覚えてないとダメだよ!」なんて言いたくないので、このような評価を下しました。や、僕は大会であれば初級者相手にも超多枚数バンバン使いますが。

*17:るいあさんの「攻略」カテゴリー13個に対して、僕の「素数大富豪攻略」カテゴリーが14個になりました。

*18:前々回、前回の記事で書くと言った超多枚数の紹介もこの記事で一応やりました。

*19:このシーン、ゲームも良いですがアニメの方が印象深いです。知名度は低いものの、ゲーム・アニメどちらとも神作品です。忙しい日々の憩いとして1日1話観てみましょう。Youtubeで全話載っています。

www.youtube.com

【素数大富豪】先手における考え方<1手目編>

3TKです。この記事では先手における考え方、つまり「ガチ対戦で与えられた11枚のカードを、如何にして使うか?」という問いに対して、自分の考え方を書いてみます。

これを読めばプレイヤーの皆様は勿論、素数大富豪ファンの方々もガチ勢の思考を理解するのに参考になると思います。ぜひ最後まで読んでみて下さい。

8種類の行動パターン

僕が先手時に取る行動としては、以下の8パターンに分けられます。

  1. 2枚→[KK=TA*13]→残り、3枚→[KKJ]→残り、5枚→[KKQTJ]or[KKQKJ]→残り
  2. 3,4枚二刀流戦法
  3. 1枚→X→1枚→X→残り
  4. 5枚10桁以上の素数→残り
  5. [KT=2*5*131]or[KJ=3*19*23]or[KQ=2^5*41]→残り
  6. 6枚→6枚、[57]→5枚→5枚
  7. 9枚→残り
  8. 全出し

それぞれを簡単に解説します。

①2枚→[KK=TA*13]→残り、3枚→[KKJ]→残り、5枚→[KKQTJ]or[KKQKJ]→残り

[KK=TA*13],[KKJ],[KKQTJ],[KKQKJ]はとっても強い素数です。相手がカマトトした後に出しても返ってくることは稀です。なので配牌*1、12枚時*2これらの切り札が有る時は、切り札を活かして組み切る事を心掛けます。

実践例です。このような配牌では[KKJ]を軸にして、最初は3枚出しをします。

[383]→[KKJ]で流れた後に[57]→[941]で組み切ります*3。[383]に対して相手がカマトトしても、構わず[KKJ]を出します。思いの他通ります。4回に1回くらい[KKQ=2^4*29*283]で返される事もありますが、可能性がある以上仕方の無いことです。勝算の高い動きを重ねることが、勝率を上げる事に繋がるのです。

勿論二刀流(下記参照)が組めるに越した事は無いのですが、組めなくてもこのように出しています。

②3,4枚二刀流戦法

3TKが名付けた戦術です*4。知らない方は下記事を読んで頂ければと思いますが、実践例をみれば把握できると思います。

配牌に[KTJ],[KJJ],[KQK],[KKJ],[KTQJ],[KJTK],[KJQJ]があれば二刀流組切りを考えますが、もし配牌に[KKQTJ]があれば①の5枚→[KKQTJ]→残りを優先します。また、二刀流ルートを見つけられなかった場合はドロー後全出しします。

実践例です。このような配牌となりました。[XJQJ|X=K*5]を持っているので、二刀流プランで動きます。最初は4枚出しです。

ここでは

Ⅰ [9283]→[XJQJ|X=K]→[T21]

Ⅱ [9283]→[XA2TQJJ|X=9]

の二刀流を見つけたので、最初に[9283]を出します。相手が4枚出しをすれば[XJQJ|X=K]で返し、カマトトをすれば[XA2TQJJ|X=9]を出して上がります。

③1枚→X→1枚→X→残り

Xは1枚出し最強のカードですが、他のカードと異なりデッキに2枚しかありません。つまり、配牌、12枚時にXを2枚持っていれば相手はXを1枚も持っていないので、1枚出しで100%流す事が出来ます。Xを2枚持っていればこのプランを優先的に選択します。

実践例です。Xが2枚来ました。なので1枚出しプランで動きます。

[Q=2*2*3]→[X]→[2]→[X]→[57]→[19]で100%勝てます。

また実践例で見せることは出来ませんでしたが、自分がXを2枚持っている場合であればKも絶対流れます。頭に入れましょう。

しかし、この配牌の様に折角Xを2枚所持していても合成数が出せず、1枚出しルートを選択すると残りが分からない…こんな場合もあります。その場合は視野を広げ、[X=?]として、他の組み切り方を選ぶことを心掛けています。

この配牌だと[57]→[39T876XX9|X=8|X=1]という⑦プランを選択します。一つに拘り過ぎるのは良くありません、深呼吸を挟んで視野を広げましょう。

④5枚10桁以上の素数→残り

配牌・12枚時に絵札が5枚以上有る時は、絵札5枚以上を組み込んだ10桁以上の素数→残りで上がる選択肢が出てきます。ここでは計算は省きますが、12枚時に絵札5枚以上あるのはレアだからです。約30%です。他のプランとの優先順位については、ケースバイケースです。絵札5枚の時はなるべく①や②を優先させていますが、[TJJQQ]など切り札にならない組合せの際や絵札6枚以上所持している際は④を選択しています。

5枚10桁、6枚12桁、7枚14桁の素数表は上記で紹介しております。

実践例です。このような配牌となりました。今回は絵札7枚もあるので④プランで動きます。

[QQQQJTJ]→[5413]で組み切ります。今回は知っていた7枚14桁だったので難なく上がれたものの、一部のみ網羅しているため、知らない組の場合もあります。その場合でも素数に出会う事を信じて7枚14桁を出してみる、もしくは知っている6枚12桁を出してみると思います。出せれば勝ったも同然ですから。

ま、もちろん残りを出せることが前提です。残りを知らずに出す位なら⑧全出しを選びます。

⑤[KT=2*5*131]or[KJ=3*19*23]or[KQ=2^5*41]→残り

[KT=2*5*131],[KJ=3*19*23],[KQ=2^5*41]はカマトトされたら大体返されますが、初手に出した場合に返される事は体感稀です。配牌・12枚時に絵札が2,3枚の時は全出しする前にこのプランが可能か確認しています。

実践例です。[KQ=2^5*41]が出せそうで、他に選択肢がありません。⑤プランで動きます。

残りも四つ子素数[7726q]で出し切るができます。相手が[KK=TA*K]を持っている可能性は低いので[KQ=2^5*41]→[77269]で組み切ります。

⑥6枚→6枚、[57]→5枚→5枚

所謂「ろくろ首」、12枚時に強い6枚素数を手札に残しつつ小さい6枚を出し、相手がカマトトしたり小さい素数を出してきた場合に残りで上がる戦術となります。[57]を使えば5枚出しで同様の戦術が可能です。折角絵札5枚以上あるのに残りを知らない場合の安全策・5枚9桁[9TQTJ]などを持っていた場合に使うプランです。

実践例です。1枚ドロー後12枚時の手札です。[57]と5枚9桁[8QJTJ]が有るので、⑥プランで動きます。

[57]→[86423]→[8QJTJ]と出します。[86423]に対して[KTTQJ]などで返されると出せないのですが、それでも相手は絵札無し6.7枚なので割と上がらずに全出し失敗してたり、中途半端に4枚出しなどしたりするので、個人的には悪くない択だと思います。

このプランでは、この記事の素数を良く使います。特に[57]→5枚→5枚の方は上記記事の素数で組むことがほとんどです。

⑦9枚→残り

今までのパターンは強い切り札素数や絵札枚数を活かした組み方でした。しかし、配牌・12枚時に絵札0~2枚(しかも[K],[X]無)の場合もあります。そういう時は9枚などの多枚数素数を出してゴリ押します。

僕は上記で紹介している覚え方で沢山9枚四つ子素数を頭に入れました。

実践例です。12枚時で絵札は[T]1枚とゴミ手札です。しかし、僕が沢山覚えているふたば[2T8]が有ります。なのでここは⑦のプランで動きます。

僕なら[2T8124679]→[373]と出します。

実のところ、9枚10桁は3割位の確率で返されるので微妙な択なのかもしれません。しかし、それでも全出しよりは勝算のある択だと僕は考えています(後ほど解説)。人によって意見が変わる所だと思います。

また、何枚以上がラインなのかも人によって意見が異なると思います。僕は9枚以上を多枚数だと考えていますが、もしかしたら適当な8枚出しも同じくらい通るかもしれませんね。

残りが分からない場合は全出ししましょう。素数大富豪プレイヤーはドローカードを信じてはいけません。

⑧全出し

最後に紹介するのは全出しです。今まで紹介した①~⑦どのプランも不可能なクソ手札・ギリギリまで考えたが良い答えが出なかった場合に全出しします。約4割全出ししているかと思います。

僕は全出しするなら必ず1枚引いて12枚出し(12枚が3の倍数であるなら11枚出し)するように心掛けています。というのも、24枚の勝負において大事なキーカードとなる[K],[X]、コンボパーツとなる[A],[2],[T],[J],[Q]をなるべく多く引く為です。キーカードが全然無い(合計0~2枚)と24枚あってもこれらのカードが無ければ勝ち筋が全出しHNPのみとなってしまいます。ガチです。

ここで先程の『弱い手札時は全出しより⑦の方がマシ』という話に戻ります。その理由としては

  • 更に12枚引いても、12枚時で一枚も無い[K],[X]が計3枚以上揃う確率は低そうだから。だったら一か八かの9枚出しに賭けたい。
  • 自身の手札が弱い場合は、相手の手札が強い*6可能性が高い。もしかしたら[KK=TA*13]や[X]*2を持っていて、全出しをしたら負けが確定するかもしれない。その可能性を切る為に、9枚出して相手の出す枚数に制限を設けたい。

の2点です。

だから「[X]を使ってまで⑦するよりは全出しの方がマシ」と思う事もあったりします。ケースバイケースですね。

ま、全出しが素数であれば勝てるので、祈りながら出しましょう。

まとめ

以上が僕が考える組み方でした。多様な動きが出来るように、皆様も参考にしてみて下さい。一番使うのは②3,4枚二刀流、次点で①[KKQTJ],[KK=TA*13]、③[X]*2です。④,⑥はまだまだ暗記量が足りておらず、折角の絵札アドバンテージを無駄にしがちです。鍛錬せねば。⑤は見逃してしまう事が多いです。意識せねば。⑦は残りで素数を作る事が出来ず、泣く泣く全出しするケースが多い印象です。

最後に一つ。僕の意見ですが、強い人ほど短期決戦が多い印象です。とある地方の四天王も『配られたカードに文句をいうよりもどう使いこなすかが大事なのさ』と仰っているように、多くのプレイヤーが微妙だと思う配牌でも上手い人なら強いプレイングで勝負を制します。24枚勝負に目が奪われがちですが、たまには配牌をじっと考え込んでみては如何でしょうか。僕もまだまだ未熟ですので、練習を重ねてみようと思います。

お互い全出しした後の動きについてもまとめたいのですが、只でさえ多い上に相手の動きによって更に分岐が広がるのでまとめきれません。他の人の記事を参照しつつ自分で考えてみて下さい。

(追記)お互い24枚時に動き方についての記事も書きました。長文となっておりますが、まずは流し見してみて下さい。

hana3101382283.hatenablog.com

次の素数大富豪攻略記事では「超多枚数素数(13~16枚or19~21枚)」について書くと思います。自戦記で既に取り上げてはいますが、今後出てくる新規プレイヤーの目につきやすいように攻略記事としてまとめたいと思っております。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

*1:麻雀用語です。「ゲーム開始時に持っている13枚の牌」という意味です。初期手札≒配牌だと解釈しています。ここでは「配牌」=「ゲーム開始時に持っている11枚のカード」とします。

*2:配牌+ドローカードの12枚を指しています。

*3:ちなみにこの手札では二刀流は組めません。そういう時は1枚引く→[57]→1枚引いて再挑戦しています。(これを僕は「グロタントレード」と呼んでいます。)

上記のケースでは[57]と[AT]をトレードした形となりました。この手札であれば[TA3]→[KKJ]→[89413]or[TA3]→[91843KKJ]の二刀流が組めます。以上、二刀流テクニックでした。

*4:実は『らき☆すた』にハマっていた時期なので「こなた切り」という名称にしようか悩んでいました。それでも皆使ってくれたかな?

*5:Xはジョーカーです。

*6:絵札や[X]が多い

3枚二刀流の鍛え方(自己流)

3TKです。

この記事では3枚6桁素数KKJ,KQK,KJJ,KTJを使った二刀流戦法「3枚二刀流戦法」についてご紹介致します。僕の強みの一つとなっている戦法です。是非参考にしてみて下さい。

二刀流とは?

相手が普通に返したとき・カマトトしたときの両方に対応できるように手札を組むこと。たとえば手札(A344688JJQK)から886Aを出せば、相手が4枚出しを返したらKJQJ→443、カマトトしたら443KJQJと出して勝てる。

ー『素数大富豪用語集 - 初代素数王の備忘録』より引用

僕は以前にKJQJ,KJTK,KTQJを使った4枚二刀流戦法について記事を書いています。併せて読んでみて下さい。

hana3101382283.hatenablog.com

また、3枚二刀流戦法についても先行研究がございます。内容に入る前にご紹介いたします。

marinnonikki.hatenablog.com

初期手札に[57]+[KQK,KJJ,KTJ]が揃った場合に活用できる3枚二刀流戦法です。また、合成数を使った戦法についても記述されております。

greenplus.hatenablog.com

初期手札に[特定の5枚5桁素数]+[KQK,KJJ]が揃った場合に活用できる3枚二刀流戦法です。本記事ではこの記事と多少被ってしまいますがご了承ください。

自分の素数

僕が3枚二刀流戦法を鍛えるにあたって作製した素数表を紹介します。

素数表の説明
  • 左の5桁数字○○○○○をその上の3枚6桁△△△の後ろにくっつけたものは素数。(例:15349KKJ&15349KTJは素数)
  • 5桁数字○○○○○も並べ方次第で素数になる。色付き部分の数字が素数。(あくまで素数の一例、僕が覚えている形。必ずしも上位互換では無い。)
  • 57含む5桁素数が入っていないこともあります([86257],[96857]など)。その場合は1枚引く→57→1枚引いて再度組んでみましょう。*1*2
  • 語呂は僕の覚え方です。アニメキャラを使った語呂とかもあるので、覚えやすいように改良してみて下さい。

3枚6桁素数KKJ,KQK,KJJ,KTJと1〜9内のバラバラ5枚5桁を組み合わせた8枚11桁素数を覚える事で3枚二刀流戦法を鍛えました。(5枚5桁に自信が無いプレイヤー向けに僕が以前に書いた「5枚出しの鍛え方」を紹介します。僕がバラバラ5枚5桁をマスターした覚え方を是非参考にしてみて下さい。)

hana3101382283.hatenablog.com

僕は素数大富豪オンラインの一人プレイで練習しました。初期手札に3枚切り札が揃うまでリセマラを繰り返した後、[KTJ/KKJ]なら残り5枚が3n+1となるように、[KQK/KJJ]なら3n+2となるように残します。そこから8枚11桁を頑張って思い出す、という練習方法です。何百回も繰り返す事で少しずつ定着しました。

覚えた結果

先手勝率がグンと上がりました。初期手札に3枚切り札が揃う確率は高く*3、4枚二刀流と同じくらい使う場面がある印象です。これで勝ち取った試合はもう数えきれません。

最後に3枚二刀流戦法に関して、3つのアドバイスです。

  1. 先行研究では[KKJ]を使った二刀流戦法用素数は紹介されていなかったのですが、[KKJ(KTJ)]を使った二刀流戦法も覚えるべきだと思います。確かに後手にカマトトされてもKKJは返されにくいのですが、それでも[KKQ=2^4*29*283]や[KKK=3*7*(13)^2*37]で返される可能性は存在します。KKJがある初期手札はとても強く、どんなプレイヤーでも絶対にKKJを駆使して組み切りべきだと思っています。安定して勝ちを掴み取るために[○○○○〇-KKJ/KTJ]も覚えて、相手のわずかなチャンスも徹底的に潰しましょう。
  2. 切り札が[KTJ,KJJ,KQK]の場合、1手目の3枚出しはできるだけ大きい素数を出しましょう。その理由を1戦を紹介しつつ説明します。

    マリンさんとの1戦。
    この試合では僕は[9T3]→[15364KTJ]の二刀流で組み切ろうとしたところ、マリンさんに[KJJ]でブロックされてしまいました。ここで例えば[T33]→[65491KTJ]で組み切っていたらどうなっていたでしょうか。下図のように[T33]に対して[5T1]でラリーが始まり、僕の切り札[KTJ]に対して[KJJ]を返される。場が流れたところに[25423]を出されて負けていたのでは無いでしょうか。

    KTJをKJJで返され、25423でおしまい!
    このように、[KTJ],[KJJ],[KQK]などを切り札として二刀流を組んでも[KKJ]をはじめとする相手の切り札で返されてしまう可能性があります。「お互いに切り札を使って残り5~7枚」よりは「相手だけが切り札を使って残り8~9枚」という状況の方が望ましいはずです。相手に逆に利用されるのを防ぐために、1手目の3枚出しではなるべく大きい素数を出しましょう。*4
  3. 逆に[KKJ]を切り札として組んでいる場合は、あえて小さい数を出しましょう。上記の様に相手が[KKJ]を持っていた場合、こっちの切り札が[KQK]以下である可能性に賭けてラリー応戦してくるはずです。そこに[KKJ]を流して残り5枚で上がりましょう!期待しちゃった?残念でした~。

    『32816(みつばヒーロー)KQK/KJJ』を出す際に思い浮かぶのは『みつどもえ』の丸井みつばです。

    もし1手目で大きめの素数を出してしまうと上述の試合の様に2手目で[KKJ]を出されてしまう可能性が高くなります。[KKJ]を先に出されない為にも、1手目は小さい素数を出すべきです。

以上、3点でした。

おわりに

久々の素数大富豪攻略記事でした。次の素数大富豪攻略記事では「超多枚数素数(13~16枚or19~21枚)」について書くと思います。自戦記で既に取り上げてはいますが、今後出てくる新規プレイヤーの目につきやすいように攻略記事としてまとめたいと思っております。その前に前回の日記の続編を書きたいと思っているのですが、ちょっと時間が掛かりそうです…てなわけで、次の更新は未定です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
参考にしてみて下さいね。

*1:手を抜いてしまい申し訳ありませんが、僕の経験上この表を全部覚えれば間違えなく主戦力となります。効率など総合的に考慮した結果、手を抜くべきだと判断いたしました。

*2:ここで参考になるのが上述のマリンさんの記事です。[96857]が残った場合は[57→896KQK],[57→698KJJ]です。

*3:[KTJ]~[KKJ]のいずれかが揃う確率は50%、[KJJ]~[KKJ]は38%らしいです。余談として[KTQJ],[KJTK],[KJQJ]は32%。(nishimuraさんのシュミレーションより)

*4:上試合のように6枚出しでゴリ押しされることも考えて切り札使った4~7枚も各自覚えておくと良いでしょう。僕は最近観てるアニメの主人公・桜(396)ちゃんを組み入れた[396JTK],[396JKJ],[396KKJ],[K396QK],[396QK]を覚えました。

素数大富豪日記<今までと今後の関り方>

3TKです。

先日2023/2/11に平和島*1にて行われたせきゅーん杯に参加しました。

残念ながら準決勝で負けてしまいました。第4セットで恐らくやらかしたのは、ここだけの秘密です。

参加者・見学者・運営合わせて11人でした。全く異なる生活をしている者同士が素数大富豪大会を機に集まり、雑談を楽しむのも大会の醍醐味です。素数大富豪の事・アドベントカレンダーの事など様々な話をしましたが、その中でも印象に残ったのは「せきゅーん杯は6年振りだ」という話でした。

そう、第1回せきゅーん杯から6年が経ちました。僕が素数大富豪を知る前に行われた大会です。このサイトを見るに、なんと、はなぶさん・カステラさん・もりしーさん・nishimuraさん、OTTYさんの5人は6年経っても繋がりを保ち、大会に参加しています。数年で飽きて大会から姿を消す人が多い中、6年経っても楽しんでいるのは、何というか、凄いなと思いました。

こんな事を言っている僕3TKも、素数大富豪を始めてから5年経った今も積極的に大会に顔を出しています。改めて考えると不思議な話です。どうして今も素数大富豪の事を考えているんだ?どうして続けているんだ?なにがモチベなんだ?…直ぐには答えが出せません。

そこで、僕の「今まで5年間の素数大富豪との関わり方」について振り返ってみました。素数大富豪を通じて感じたことを言語化しつつ、最後には「今後の素数大富豪との関わり方」を考えてみました。

最後まで読んで頂けると幸いです。

素数大富豪との出会い(2019年4月~)

僕は下記ツイートではじめて素数大富豪の存在を知りました。

北大にはどんなサークルがあるのかな、かな!と言いながら色々調べている間に発見しました。この時は素数に興味がある、というよりは大富豪に興味を感じました。なぜか僕は大富豪が強かったんですよ、当時。家族でやると体感勝率平均以上はありましたし、修学旅行で友達と遊んだ時に10連勝くらいしたのが記憶に残っています。同期のツイート*2でも時折見かけ、とりあえず最初の新歓に行ってみました。

その新歓でもそこそこ勝ち、ドハマりしました。僕は「駆け引きと戦略性と運要素を秘めた面白いゲーム」として素数大富豪にハマっいて、「素数との出会い」という点に関しては皆様より感動が薄いのかなと思っています。元々100までは自力で判定できましたし。それよりも「与えられた手札でどうやって勝つか」を考える面白味が強かったのだと思います。でも大学1年当時に[9689]や[687T9]に出会えた喜びは覚えています。

そこからはイベントに積極的参加しては北海道勢と遊びました。そして大学対抗戦・第1期雪華流星戦・札幌杯・素数大富豪大学生大会を通じて、強くなる事・勝つ事の面白さを知ってしまいました。

同好会次期会長になる。が…(2020年4月~)

OTTYさんが北海道を去るのを機に僕が時期素数大富豪同好会会長になりました。もう時効なので言いますが、やる気は全然上がりませんでした。僕は「他人に迷惑をかけない範囲でなら思ったようにやって良いんじゃない?だから僕も好きなようにやらせて貰うね。」というスタンスで生きているので、自分の好きなものを相手に押し付ける行為が苦手だからです。*3それでも義務感で試行錯誤してみましたが気は乗らず、コロナを理由にサボりまくり、大学3年生夏に後輩に役職を投げました。や、人には向き不向きがあります。布教は僕には向いてませんでした。*4

逆に素数大富豪攻略記事制作へのモチベは凄まじかったです。僕は自己強化・成長が大好きで、大会で勝つ為と同時に強い人と面白い勝負ができる力を身に付ける為に日々素数大富豪の勉強をしていました。アウトプットによる記憶定着&承認欲求の為に月1でブログを更新していました。僕のアイデアを見て欲しい気持ちが強く、対策される事はどうでも良かったです。当時もそこそこの反響(特に二刀流は結構話題になった)があり、今でも競技勢の参考書として読まれています。当時の方々に向けて書いたつもりが、まさか未来で輝くとは思いませんでした。

この時期は沢山素数を覚えていました。コロナ渦で退屈な時間を素数大富豪に充てていました。

大会で勝てない(2019年~2023年)

素数大富豪にハマってから色んな大会に参加しました。主にマスプライム杯かオンライン大会です。色々勉強しているのに、中々戦績が振るわないのです。大体が予選落ち、幸運に恵まれ勝ち進んでもベスト4止まり。2023年の1月から開催した第1期梅森戦では遂に決勝戦に上がれるも、nishimuraさん相手に惨敗。

や、素数大富豪は運要素が強いゲームなんですよ。だから負けた時は「はいはい、運が悪かった。」「この試合は負ける運命だったんだよ」と言い訳できてしまうのです。

敗退を繰り返す内に「どうせ僕は運が悪いので優勝できないな」と思うようになり、2021年の半ばを境に大会優勝のモチベーションが減ったのを感じました。優勝していない事がコンプレックスにもなり、素数大富豪自体への興味も薄れていきました。*5*6

しかし、それでも時折素数大富豪の勉強を行い、素数大富豪オンラインにも顔を出していました。人間関係は留めて置きたかったし、鍛錬の積み重ねがある為に何だかんだ勝てるので楽しいですし。そして、やっぱり悔しかったんだと思います。かなりの時間を費やしたのに、必死になって頑張っているに、結果が報われない事に納得がいかなかったんだと思います。頭では諦めているのに心では諦められていない、という状態でした。

大会への参加者が減っていく中、不承不承と参加を続ける3TKでした。

そして優勝へ…(2023年12月22日)

12月、それはアドベントカレンダーのある月。毎日新しい素数大富豪記事を読める月。毎年12月は素数大富豪モチベが高まります。「今日は○○さんの記事だったな。どんな内容だろうな。」と思いを馳せることもあれば、自身の投稿日前日は記事の反響が楽しみでワクワクしたり。自然と素数大富豪の事を考える時間が増えるのです。時には面白い記事によって新たな閃きが雪と共に舞い落ちる事も。そうなると就活や大学なんて置き去りにして素数大富豪の研究を行います。更なる成長に期待して。

皆もきっと同じ思いなのでしょう、素数大富豪オンラインに潜ると人がいます。一人だけ待機している事もあれば複数人で既に遊んでいる事もあります。なので研究の成果を試す機会に溢れています。学びは多く、次々と新たな発想が湧き出ます。しかし時間と記憶力は有限、その中から一つを取捨選択して次の研究に進む。その繰り返しがとても楽しいのです。

そんな中始まったのが『第2期梅森戦決勝トーナメント』と『PQCS2023冬』。*7

丁度素数大富豪のモチベが高まっている真中に始まった決勝トーナメント!薄れていた大会優勝モチベも再燃焼!勝ちたい!強いプレイヤーと沢山戦いたい!優勝したい!!

PQCS予選が12月上旬にかけて行われ、梅森戦準々決勝(対もりしーさん)が12/11、準決勝(対dlishさん)が12/18、PQCS準々決勝(対nishimuraさん)が12/19、決勝(対マリンさん)が12/22と程よいペースで試合があったお陰で、より気持ちを高められましたと思います。12月には3社のインターンに参加しましたが、移動中も前日も参加最中ですら素数大富豪の事を考えていました。また、それぞれの対策を考える時間も作れた為に準決勝・決勝のdlishさんとマリンさんにメタ素数を用意しました。今まで素数大富豪で真剣にプレイヤー対策なんてした事無かったですからね、優勝への拘りを感じます。

準々決勝、準決勝を良運と共に突破し、迎えた梅森戦決勝22日の夜。マリンさん対策に超多枚数を覚えた!飛行機の中で仮眠をとった!六花亭のシュークリームを食べた!*8今日はいける気がする!!…それでも「どうせ負けるんだろうな」という気持ちは心のどこかに有りました。何度も言うように素数大富豪は運要素の強いゲームですので、どんなに素数を覚えてどんなに練習した所で成す術なく負ける試合は生まれます。何せ相手は当時3冠のマリンさんでしたし。正直、負けるビジョンは在りました。優勝に期待しつつも絶望しつつ、試合に挑みました。

hana3101382283.hatenablog.com

結果は3-2で勝利!素数大富豪の神様も少しは同情してくれたみたいです。や、本当に勝てて良かった…*9勝てた時の喜びは途轍もなかったです。

第2期梅森戦ラスボスのマリンさんを倒した事で、長年の「素数大富豪タイトル戦で優勝する」という目的を達成しました。これにて旅は終わり、エンディングが流れます。おしまい!*10

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ED曲(試合終了後に聴いた曲)は「ひぐらしのなく頃に煌」のOP曲『Happy! Lucky! Dochy!』でした。僕は歌の歌詞はあまり気にせず、メロディと雰囲気を重視しています。3人が楽しそうに「ハッピー!ラッキー!カモン!」とリズム良く歌ってるこの曲が大好きです。2次元JCからしか得られない栄養素ってのがこの世にあると思うのです。

まとめると

3TKは対戦ゲームとして素数大富豪に魅了された。タイトル戦優勝を目指して特訓を重ねるも結果が出ず、心が折れそうになる事も。それでも諦めず努力を積み重ね、2023年12月に梅森戦で優勝。長年掲げた目標を達成し、自信を得た。

今後の素数大富豪との付き合い方

今までは「素数大富豪タイトル戦の優勝」を一番の目的として素数大富豪に取り組んでいました。そして、その目標は叶いました。二冠を目指して猛特訓を続けるのも良いとは思いますが、1回の優勝だけで大満足してしまったのが正直な所です。よって、素数大富豪以外のゲーム*11に時間を割きつつ、新たなステージへ進みたいと思います。

今後は「競技素数大富豪への勧誘」と「現競技素数大富豪プレイヤーのモチベアップ」を目的に素数大富豪を続けて行こうと考えています。

まず「競技素数大富豪への勧誘」についてです。競技プレイヤーの循環が上手く回っていない事を先日のせきゅーん杯で感じました。古参プレイヤーが新たなフィールドに旅経って素数大富豪へ割く時間が減っているのに対し、新規の参入が乏しいのが現状です。なんとか策を立てて新規プレイヤーを増やしていく必要があると考えています。大事なのは「競技への入口の確立・増加」だと思っていて、この事に関しては後日記事に纏めます。

次に「現競技素数大富豪プレイヤーのモチベアップ」についてです。競技素数大富豪を盛り上げる為には新規を増やす事は大事ですが、それと同様に今いるプレイヤーを続けさせる事も大事です。辞めさせない為には素数大富豪の楽しさを思い出して貰ったり、大会への優勝モチベを高める必要があります。その解決策として、素数大富豪攻略記事の更新を再開します。今まで11個の攻略記事を書きましたが、書くのが面倒くさいから更新していないだけで、公開していない勝つ為の素数・ノウハウはまだまだ沢山あります。それらを公開する事で現プレイヤーの皆様を刺激させ、環境を混沌とさせたいと思っております。まずは「3枚二刀流戦法」の紹介を考えています。

どちらも競技素数大富豪を面白くする為に必要な活動です。自分には不向きかもしれませんが、頑張ります。

おわりに

沢山語ってしまいました。ブログでの自語りが楽しすぎる。皆さんのお話も興味があるので、どんどん書いて欲しいです。

最後に1回優勝した立場としてアドバイスすると「継続は力なり」です。素数大富豪は運要素の強いゲームなので数回の敗退で諦めず、何度も大会に参加して試行回数を稼いで豪運が来るのを待ちましょう。

今後も大会には積極的に参加します。や、競技素数大富豪は楽しいので。運営の皆様にはいつも感謝しております、お手伝いできることがありましたら気軽にご相談下さい。

また6年後も素数大富豪大会に出ている事を願って、この記事を終わりにします。

ここまで読んで頂き、本当にありがとうございました!

*1:都心の癖に田舎です。打ち上げする場所がありませんでした。次からは天空橋を使いましょう。

*2:大学入学前は知り合い居ないのが不安で大学用アカウントを作製していました。授業やサークルなど情報集めには大変役立ちました。しかし人間関係造りには役に立ちませんでした。ツイッタラーのキモいノリにはついていけず、素数大富豪用アカウントに移行しました。

*3:みつどもえ!」「プリコネ!」「らき☆すた!」「D.C.!」なんて言ってますけど、アニメ布教はネタとして行っております。皆様が興味を持つ事には一切期待しておりません。

*4:とある遊園地のインターンで「空いているスペースで新しい企画を考えよう!」というGDがあったのですが、何にも楽しくありませんでした。

*5:周りも飽きていました。

*6:2021年マスプライム杯もギリギリまで悩んで参加した挙句、全出しHNPと24枚引いたのにK,Xが0でKJQJを返せず予選敗退でした。呆れるしかなかった。

*7:どちらも始まったのは11月ですが、僕の初めての試合は12月でした。

*8:ボクはオヤシロ様信者なので大事な勝負事前にシュークリームを貢いで武運を願うのですよ。にぱー☆

*9:ブログを書いてて思った事ですが、この決勝戦で負けてたらメンタルブレイクしていたかもしれません。

*10:一番好きなフィナーレはHGSSのレッド戦です。どんなパーティで挑んだのか思い出せませんが、レッド『… …』→暗転→レッド消える→EDの流れは脳裏に焼きついています。無駄なやり取りは一切なく、最強の相手に勝って終わる。スッキリするフィナーレです。

*11:

積みゲー&アニメ

マイブームはD.C.Ⅱ。アニメ最高だったのに誰も理解してくれない。朝倉姉妹の個別ルートが楽しみ。

興味あるゲーム

【梅森戦】決勝 vs マリンさん

3TKです。この記事は前回の続き、第2期梅森戦の決勝戦(3TK-マリンさん)の自戦記です。準決勝の自戦記も是非読んで下さい。

hana3101382283.hatenablog.com

マリンさんの印象

マリンさんは2020年4月*1に始めたプレーヤーです。第2期雪華流星戦/Mathpower杯2022/第1期鼎聖戦を優勝している三冠プレイヤーです。実は3TK、大会*2でマリンさんとは初めての対決になります。初めての対決がタイトルを賭けた決勝戦熱いシチュエーションです!

しかし、大会外では沢山戦っています。流石は三冠、マリンさんはとても強いです。初手ならAを使った二刀流、絵札5枚以上の素数組み切り、KQ,KKを使った組み切り、ろくろ首、57→9枚素数、お互い全出し後ならoverKJQJを使った4枚出し組み切り、overKKQKJを使った5枚出し組み切り、革命組み切り、9→9→6や10→10→4など多彩な戦術且つ正確な組み切り力で勝ちに行くオールラウンダーな印象です。その戦術に必要な素数も細かい所まで覚えている為、不利状況を作ってしまったら大体負けます。

しかし僕の見立てだと、そんなマリンさんでも苦手とするのが超多枚数素数です。超多枚数が出る度「超多枚数やだー!」と言っていますし、実際24枚時での超多枚数へ返せている割合はそんなに高くない気がします。

かく言う僕も超多枚数を覚えるのが苦手です。mickeyさんやさしみさんは「最初の数字列を固定*3して、その後に続く絵札配列を暗記する」というやり方で超多枚数を覚えているみたいですが、絵札配列を覚えるのが無理なんです。言語化するのは難しいのですが、絵札配列に個性が見出せない感じで、覚える作業が楽しくありませんし、直ぐに忘れてしまうのです。

mickey57.hatenablog.com

しかし、どうしても初対戦のマリンさんに勝って初タイトルが欲しかった3TK!mickeyさんとは異なるタイプの超多枚数に手を付けるのでした。その素数は、名付けてサマポケ超多枚素数

サマポケ超多枚素数とは

「サマポケ」とは『Summer Pockets』(サマーポケッツ)は、2018年6月29日にKeyより発売された13作目の恋愛アドベンチャーゲームの略称です。

8人の個別ルート有ヒロインが登場するのですが、その中でもゲームの看板と言える女の子が「鳴瀬しろは」と「加藤うみ」の二人です。*4

左が加藤うみちゃんで、右が成瀬しろはちゃんです。*5

そんな二人の語呂[468][53*6]を使った[468/53-123456789-〇△□-TJQK]という超多枚数です。[〇△□]に入る札数は1~Kの中から一枚ずつ使った4.5枚を想定しているので、大体19~21枚24~28桁の素数となります。必要な素材は[1~Kを1枚ずつ]+[35/468]+[〇△□]です。

超多枚数を覚える際にこのような形にした理由としましては

  1. 24枚時に[12334556789TJQK],[12344566789TJQK],[334556789TJQQK],[3445667889TJQQK]のいずれかが揃う確率は50%*7とても揃いやすいと感じたから。
  2. 絵札の数は心許ないが、今回に関しては度外視。「マリンさんは超多枚数が苦手」という前提なので、取り敢えず出せれば良かった。
  3. 絵札少ない時の勝ち筋として使えそう。
  4. 必要な素材である[1~Kを1枚ずつ]+[35/468]が揃っているかどうかが一目で判断できる。*8
  5. 誰も覚えていないだろうオリジナル素数を覚えるのは楽しい。

が挙げられます。

[〇△□]に入る数字列として覚えたのは

  • 41869(よいハム君)
  • 84769(端なロック)
  • T7143(塔無い読み)
  • T7284(盗難煮干)
  • J2195(Jに行くンゴ)
  • Q5236(クイーン子に三浪
  • K9612(キング黒いに)
  • 3J215(3Jに行こう)
  • 8T217(沸騰に火な)
  • 16Q8T(ヒーロー、クイーンは銃)

です。*9しろは&うみが仲良くJや3Jに行っているシーンや煮干を盗まれたり女王に銃を撃っているシーンを頭に浮かべながら暗記しました。すんなり頭に入ったので、皆さんにもこのやり方をお勧めします。My素数特有の強みだと思っています。

サマポケ超多枚素数を大会の3日前に探索して、覚え始めました。こんな付け焼刃を頭に入れ、決勝戦に臨みます。

前回と同じく、ハイライト部分を具体的に解説しつつ、試合全体を紹介する形式です。

1戦目

3TKが先手でした。

神手札が来ました。100点満点!57→KKTTQJQAAでおしまい!

ずっとこんな手札が来て欲しいです。

2戦目

3TKが先手でした。

先程とは打って変わって0点の手札。5*3枚が邪魔で9枚四つ子素数さえ思い浮かびません。

そしたらなんと、サマポケ超多枚数が出せる手札が来ました!この試合ではうみちゃんの「キング黒いに」でした。偶然残り手札も知っていたので何の躊躇いもなく出しました。1分間ビクビクしながら待っていましたが、無事通りました。残り札も間違えることなく消費して勝利!*10

マリンさんも「嘘でしょ…」とチャットで驚いてました。不意打ち大成功です!仮に「3TKが超多枚数に手を付けた」という情報が流れていたらマリンさんも超多枚数の復習をしていて返されたかもしれません。

流れは完全に此方のもの!3戦目に突入です!

3戦目

3TKが先手でした。

9T3→KTJ→65413or9T3→15364KTJ*11の二刀流が出来る初期手札。しかし切り札がKTJなのが心許なかったので100点中75点の手札。TがKだったら100点だったのに…。この流れなら強気で攻めて良いと判断し9T3を出すも、KJJでガードされてしまう。他の人だったらカマトトしていたと思いますが、マリンさん相手には練習で散々3枚二刀流を見せていたので警戒されてしまいました。*12

ここで一つ解説です。最初の9T3が良い味を出しています。というのも、僕の切り札KTJはマリンさんのKJJにドミネイト*13されていました。僕がされて嫌な行動だったのは切り札KTJに対してKJJ,KQK,KKJで返される事でしたが、それを阻止する為に初手9T3を出しました。9T3を返す為にはマリンさんは2TJ,4TJなど3枚5桁以上の素数を出す必要があります。しかし、マリンさんの手札には絵札が4枚しかない為、KTJ,KJJ以外の素数を出してしまうと僕のKTJを返せなくなってしまいます。なのでマリンさんとしてはKJJで返すしかなく、僕のKTJをキープしつつマリンさんのKJJを消費させたのでした。

その後、マリンさんは6枚7桁を選択。全出しHNPを狙うより3TKが6枚出しをミスる方に賭けたのでしょう。大正解なのです。あうあう。手札で知ってる6枚出しを作れず、しぶしぶドロー、8を引きました。時間ギリギリでマリンさんが以前出していた[864TJK](ハルジオンJK)を思い出す。残りの手札は1,3,5の3枚。1,2,4,5,7,8,T,J,K,Xのどれかを引く事を信じて864TJKで返しました!

…しかし、引いたのは6。1,3,5,6と3の倍数。仕方なく5→613のプランで攻めるも9で応戦される。小競り合いが続くも、最終的にマリンさんの勝利。

…相手の好きな素数で返した罰だったのでしょうか。

4戦目

マリンさんが先手でした。

絵札0枚、100点中0点のクソ手札。KT→6Q83に何も出せず敗北。どうしようもなかったです。

流れが向こうの方に行ってしまいました。雲向きが怪しい中、最終戦を迎えます。

大会最終戦

3TKが先手でした。

[1344688TJKX]と、中々良い手札!

8861→434KJTK/KJTK→443の二刀流でおしまい!*14

優・勝!!

総評

サマポケ超多枚素数が刺さって本当に嬉しかったです。やっぱり揃いやすくて使いやすいです。今後は[〇△□]の数を増やして、出せる確率をより増やす方向性で攻めてみようと思いました。

また、最後を二刀流で締める事ができました。やっぱり僕と言えば二刀流戦術でしょう。自分のメインウェポンで最後を飾る、素晴らしい。

試合に関してましては先手のゴリ押しを防げなければ負け、防げたら五分という展開でした。これが現代競技素数大富豪の縮図だと思います。やっぱり先手が強い。2,4,5戦目は後手が防げなかったので先手の勝ち、3戦目は防がれて小競り合いとなり負けてしまいました。今でも悪くない手だっだと思いますが、もっと素数量があればドローに賭けることなく勝てていたのでしょう。*15…まぁ、優勝できたからヨシ!です。最終戦で負けていたら今でも悔やんでいたかもしれません。

この大会では準決勝・決勝の相手に対策を立てました。実は今までやった事はありませんでした。「界隈全体に対して刺さる戦術・素数」を考えたことはありますが、「個人に対して刺さる戦術・素数」を考えたのがこれが初めてです。やって良かったと思います。2戦目のサマポケ超多枚素数の様に対策が功を制す場合がありますし、そうで無くとも対策の為に覚えた素数を本番で出したくなり、より試合が楽しみになりました。大会は回数が限られていますから、1回1回を楽しみましょう!

これにてマリンさんとの大会初戦は僕が制しました。ですが同時期に行われたPQCS2023冬準決勝では2回のHNPをやられて負けてしまいましたので、勝率は五分五分です。苦手意識を抱えずに済んだのは良かったです。今後はどうなるのでしょうか。

この記事はこの辺りで終わりにします。

ここまで読んで頂き有難う御座いました!

ゆうしょうだー!

 

*1:この記事を参照。

*2:全員と対戦する鼎聖戦・はち杯は除く。

*3:例えば998876654432

*4:追加コンテンツ『REFLECTION BLUE』においてのメインヒロインは「神山識」っぽいのですが、今回はスルーして下さい。

*5:百合要素は全く有りません。

*6:[5]を中国では「ウー」と呼ぶことから「うみ」は[53]です。「ごみ」ではありません。また、「ごみ」は外来語ではないので「ゴミ」と書いてはいけません。大学院の授業で教わりました。

*7:nishimuraさんの「素数大富豪シュミレーション」より

*8:mickeyの超多枚だし講座」においても「デメリット2と3の解消」にて一目で判断できる形であることが推奨されています。

*9:実はこれらは[QK7(キュアサマー)]を頭に付けても素数だったりします。脚注上述の神山識ちゃんと声優繋がりです。サマポケ超多枚素数と言っておいてサマポケ以外のキャラを混ぜるのは変だと思い、上では省略しました。[468/53]の2つに絞ったらもっと沢山あります。

好きなプリキュアはキュアラメールです。


*10:サマポケ素数をスクショしたかったですが、間違えて電源だけ消えたりホーム画面に戻って切断される恐れがあったので泣く泣く控えました。取りたかった…

*11:1ゴミムシKTJ/KKJ

*12:実は9T3を時間制限ギリギリで出しました。「ギリギリまで考えたけど二刀流が組めなかったよ。その場しのぎで3枚出ししただけで、二刀流は組めていないよ!カマトトが正解じゃないかな、かな?」と思わせる作戦だったのですが、効果はありませんでした。

*13:出されても返すことができるという意味

*14:KKJを使った二刀流を組めたら良かったのですが、思い付きませんでした。

*15:[T12513]に対して[1,3,4,5,6,T,J,K,(8)]、今でも最善手を自力で探しだせていません。次点としては843T61→J→K→5ですが、相手が2枚のドローでXを引かない前提なので最善手とは言えません。皆さんならどうしますか?

(1/1追記:nishimuraさんに[5T4613](今年もキング)→[J8K]という一つの回答を教えて頂きました。有難う御座います。)

【梅森戦】準決勝 vs dilshさん

3TKです。第2期梅森戦で優勝しました!

とても嬉しいです。優勝の為に様々な対策を立てた甲斐がありました。

「今の競技素数大富豪はどんな試合をしてるの?」「どんな対策を立てたの?」と気になっている方も居るかもしれないので、現状の競技素数大富豪の記録と自慢を兼ねて、準決勝・決勝の自戦記を書こうと思いました。

この記事は第2期梅森戦・準決勝(vs dlishさん)の自戦記です。

dilshさんの印象

dilshさんは僕より遅く始めた(2022/9/14)競技素数大富豪プレーヤーです。オンラインでの活動が主です。素数大富豪にとても熱心に取り組んでいる様子です。アドベントカレンダーなどで記事を書いており、その熱量が伝わってきます。良作ばかりなので、もっと書いてほしいです。

dil-13.hatenablog.com

dilshさんは2023のアドベントカレンダー記事「二刀流型超多枚数素数という、新たなタイプの素数を紹介していました。これは[〇△◇]という数字列の後ろにQQTTJ及びKKQQTTJJのどちらを付けても素数つまり[〇△◇]を覚えると[〇△◇QQTTJ/〇△◇KKQQTTJJ]という大きな素数を2つも覚えることが出来ます。24枚時に3枚出しをして返されたらKKJ→〇△◇QQTTJを出す、カマトトされたら〇△◇KKQQTTJJを出す、という意味から名前に二刀流が付いています。

これは良いアイデアだと思い、僕も色々覚えてみました。

まずはdilshさんの記事で紹介されていた

  • 87645231-QQTTJ/KKQQTTJJ
  • 98571324
  • 98615742

を覚えました。

それに加えてプロトタイプの自分なりの二刀流型超多枚数、名付けて羽入(82T)二刀流型超多枚数を覚えました。

羽入(82T)二刀流型超多枚数素数とは?

「羽入」とは「ひぐらしのなく頃に」シリーズに出てくるキャラクターです。「ひぐらし」の中では羽入が一番好きなのもあり、今回使いました。

これが羽入なのです。あうあう。

[82T-〇△◇]という数字列の後ろにQQQJ及びKKQQQJJのどちらを付けても素数、つまり[〇△◇]を覚えると[82T-〇△◇-QQQJ/KKQQQJJ]という大きな素数を2つも覚えることが出来ます。

[〇△◇]に入る数字としては

  • 396648(さくら虫歯)
  • 586365(小晴そら子)
  • 877383(バナナ鯖美)
  • 954543(救護しこしみ)
  • 963396(クルミさくら)
  • 983535(クッパ雑魚雑魚)

などがあります。A,2をJ.Qの代わりとしてに使えるように、3〜9しか使わない物を覚えた感じです。

この形にした理由としましては

  1. [Q]は[A2]と表す事が出来るが、[T]はそのように変換する事ができない。24枚時にTが1枚だけなのは何度も経験していたので、T2枚必要なのは嫌だった。
  2. オリジナル素数の方が覚えてて楽しいし、出したくなる。

です。

また、それとは別に[876KQJ5TJ43Kq]という四つ子素数を覚えました。これは[87645231QQTTJ]という13枚18桁素数に対して13枚19桁素数でカウンターしてやろう!という考えで覚えました。

ここから試合解説です。各試合のハイライトを具体的に解説しつつ、全体を紹介する形をとってみます。

1戦目

dilshさんが先手でした。

①のように、お互いの初手全出しの際にdlishさんがAを4枚、Xを1枚(この後2枚目も獲得)した為、革命。

その後もdilshさんが上手く組み切り、敗北。②の時点で8TK→AXA2QJと8TK→AXA→2QJの二刀流でしたし、その前のA23X57にもAX持っていなかった僕は返すことが出来ない為、どうやっても勝てない試合でした。あうあう。

2戦目

dilshさんが先手でした。

①の様にお互い全出しした後、dilshさんが3枚出しを選択。僕は「二刀流型超多枚数が来るぞ!876KQJ5TJ43A3xでカウンターしてやろう!」という気持ちでラリーに乗っかることに。*1しかし予想が外れてラリーが続き、最終的にdilshさんのKKQで流れます。

このラリー中にdilshさんがXを引かなかったのが勝負の分かれ目でした。仮にdilshさんがAではなくXを引いていたらKKQ→57→X7|X=5→9281などで負けていました。本当に危なかったです…

このラリーの後dilshさんは全出しするも失敗。僕はTTJJQQKXXを持っている状態で手番が回ってきました。色んな選択肢があった中、dilshさんの記事で覚えた87645231KKQQTTJJをX2枚も使って出しました。手札枚数の観点から返されることもなく流れ、残りの手札を消費して勝利。

振り返ると、勝利したもののdilshさんの立ち回りが上手かった試合だと感じます。上述のようにAではなくXでしたら負けてましたし、5でも57→12689(62981,98621)、4でも2418679を出されて負けていた気がします。

超多枚数を出されることに期待していたのですが、それに捕らわれすぎて意表を突かれてしまいました。

3戦目

3TKが先手でした。

初期手札で絵札+Xが合計7枚。こんなに絵札が多いのはは2%程の豪運です*2。KQJJTTKが返されるはずもなく流れ、残りの5623を出して勝利。

余談ですが、KQJJTTKを覚えたきっかけは「Q1で他の絵札2枚の時に出せる最大素数は?」という、けんさんのクイズです。素数を吸収するきっかけは、色んな所にあるのです。

4戦目

dilshさんが先手でした。

泥試合でした。この試合だけは一部だけ解説します。

  1. ①の時点ではdilshさんの絵札はJ1枚のみ。なので絵札2枚以上の素数を出し続けてdilshさんに何も出させず勝利に持ち込もうとしたのですが、途中で思い出せず素数ではない数を出してしまいました(Q8J9が素数)。絵札超有利状況下の経験がまだまだ未熟だったことを痛感。特訓せねば。*3
  2. なんやかんやあって絵札沢山、X2枚の状況になったので勝ったなガハハなんて思っていた所にまさかの12枚出し(残り手札4枚)。え!12枚⁉…ヤバイヤバイ思い出せない、どうしようどうしよう。9枚素数を分解してなんとか12枚素数を…あれ!大きさが足りない!ヤバい!とりあえず適当に出さなきゃ!!…HNP!
  3. カードカウンティングからdlishさんが絵札1枚しか持っていない事が分かっていた為、残り手札を5TQ7→241と消費して勝利。

という試合でした。試合中にHNPとは言いませんでしたが、しかもX2枚も使って知ってる雰囲気を醸し出していますが、ただのHNPです。*4

3-1で3TKが梅森戦準決勝を勝利。決勝戦へ駒を進めました。

総評

dilshさん強かったです。素数大富豪歴1年で1戦目のような組切り出来るの、本当に凄い。123457なんて僕知らなかったですし。4戦目でも887733221やKKKQTTTJJ,66T49など底知れない素数量を感じました。9871261や565181が素数だったら試合落としてましたし、なんとか勝ちを拾えた試合だったと思います。

しかし、4戦目の様に知らない残り手札のまま絵札9枚を使うのは敵ながら良くないと思いました。ベターな選択肢の一つに「KKKQTTTJJを出した後に知っている6枚出しを残しつつ、最初の9枚出しでHNPを狙ってみる」というのがあります。これなら外してもリスクは少ないです。北大素数大富豪同好会さんの「素数大富豪の立ち回り方のコツ10選」の(8)にそう書いてあります。*5

また、折角覚えた羽入素数を出せなかったのが心残りです。dilshさん相手に出して驚かす事が出来ませんでした。最近ではさしみさんとの練習で使っていますが、大体返されてしまいます。超多枚数出しは出すタイミングを見誤ると返されてしまいます。覚えるだけではダメで、正しい使い方を身に付けなければなりません。鍛錬せねば。

この記事はこの辺りで終わりにします。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。

次は決勝戦(vsマリンさん)の記事を書きます。打倒マリンさんの為に探索して覚えた素数を紹介したいと思います。お楽しみに!

*1:24枚時にはK1枚しか持っていなかった為、A3を使って14枚素数を作っていました。ジョーカーを引かず、もしdilshさんがKKJを出した後の超多枚数が[87645231Q12TTJ]の様な14枚素数だったら返せたのですが、[87645231QQTTJ]の様な13枚素数だったら返せていませんでした。カウンター難しいです。

*2:もりしーさんの記事より:prm9973.hatenablog.com

*3:ちなみにこんなラッキーな状況は中々ありません。こんな状況に陥ったら大体負けるので、絵札はそう簡単に使ってはいけません。僕の勝手な予想ではありますが、dilshさんは「887733221はきっと流れて、その後確実に通るKKKTTTJなどの切り札を軸に組み切ろう」と思っていて、予想が外れて焦ってしまったのだと思います。だとしたら、さくひま素数に感謝。さくひまと言えば、2/2からゆるゆりのスピンオフ「大室家」の映画が上映されます。楽しみ過ぎる。

ohmuroke.com

*4:大会試合中にチャットは封印しています。デメリットあってメリット一切無し

*5:また(6)では[9867QAA]という素数が出されていました。知らなかった…

競技素数大富豪に4年続けて手に入れたモノ・身に付いたモノ

この記事は素数大富豪『素数大富豪 Advent Calendar 2023』の24日目の記事となります。昨日の記事はmickeyさんの「合成数の強みを考える」でした。4782969=3^14と6718464=2^10*3^8にはお世話になっております。

はじめに

3TKです。素数大富豪を始めて5年目になります。北大素数大富豪同好会の新歓に参加したのをきっかけに素数大富豪の面白さを知りました。それからは遊ぼう会で沢山の人とお喋りしながら素数大富豪を楽しんだり、大会で優勝する為に沢山の素数を覚えたり、ブログを書いてみたり、界隈の方々と素数大富豪以外で遊んだり、同好会の会長を引継いでオンライン新歓をやってみたり、会長を引渡してからも北大祭イベントの運営をしたり、時々飽きて離れたりしつつも大会に不承不承な気持ちで参加して運良く結果を残せてモチベが再起したり、色々な思い出があります。しかし、ゲームというのはいずれ飽きてしまうもの。界隈から消えていった人を沢山見てきましたが、それも仕方のないことです。

僕もいつ飽きて界隈から姿を消すか分かりません。もしかしたら明日にでも些細な事でブチ切れて、全員ブロックしてしまっているかもしれません。素数大富豪初めての大会から未だ9年しか経っていません。まだまだ歴史の浅い、そんな競技を4年間*1も参加し続けていた人は中々おらず、貴重な存在だと言えます。そこで、本日の記事では「競技素数大富豪を4年間も続けたプレイヤーの日記」として、「競技素数大富豪に4年続けて手に入れたモノ・身に付いたモノ」について語ってみよう思います。*2

僕の書いた5日目12日目の記事のような素数大富豪イベントの振り返り記事とは異なり、自語り多めな記事となっております。興味無いかもしれませんが、軽く読むだけでも構いませんので目を通して頂けると幸いです。*3

競技素数大富豪に4年続けて手に入れたモノ・身に付いたモノ

①沢山の素数

競技素数大富豪を通して、沢山の素数を身に付けました。素数大富豪は素数を使って戦うのですから、勝つためには素数を沢山覚える必要があるからです。2000~3000個は覚えたのではないでしょうか。

温泉などのロッカー番号で素数エピソードを語れるくらいには役に立ってます。

ついでに数字を効率よく暗記できるようになりました。素数に限らず、予約番号・レンタル車のナンバー・友達の家のWi-Fiパスワードの暗記できます。例えば友達家のWi-Fiパスワード[4653244230258*4]だと①「偶数多いパスワードだな」→②「[324|423]で回文になってるな」→③「[465|324|4230|258]に分けると覚えやすいな」といった感じです。脳に定着させるために、その数字が持つ個性を探し出す感じです。

②継続力

競技素数大富豪を通して、継続力を身に付けました。僕は素数大富豪大会で優勝するためにどんな素数を覚えればよいかを考えて、沢山の素数を暗記して、実戦練習を何度も行って~を長期に渡って繰り返した結果、継続力が身に付いたと思います。特に2020年の札幌杯、大学生大会、HNP杯、蝉王戦、マスプライム杯での努力が大きいと感じます。コロナ渦でやる事が無かったので、素数大富豪ばかりしてましたから(勉強しろ)「絶対に優勝したい!」という気持ちから育ったのでしょう。

継続と言えば、第2期梅森戦で2023/12/22に優勝しました。

5年目にして初の大型大会優勝です。これにて有冠者になれました。とっても嬉しいです。この称号は地道に情報を集め、素数を積み重ね事を継続した証であると思っています。*5

培った没頭力は院試勉強や宅建資格勉強で役に立ちました。寝る前の30分で素数暗記を行うように、過去問を解いたりテキストを見直す習慣を継続しました。もう一踏ん張りを繰り返す事で合格を勝ち取りました。

③ゲーム的思考力

競技素数大富豪を通して、ゲーム的思考力が身に付きました。具体的に言うと、様々な対戦ゲームにおいて「この場面ではどのように行動するのが最善手か」「相手の狙いは何か」「なぜ負けたのか。運負けだと割り切って良いのか、それとも改善できるのか」「どうしたら改善できるのか」がなんとなーく考えられる能力が身に付いた感じです。素数大富豪でそれぞれを当てはめると「初期手札でKK=T1*13を出せるから2枚出し→KK→残りで上がろう」「お互い手札24枚の時に相手が3枚出しをしてきた。僕の手札には[2]が無いから、相手はKKQで組み切りたいのだろう。だから大きめの6QJでも出すことでラリーを終わらせよう。場が流れたら7枚出しの展開に持っていこう。」「二刀流で組んでたけど、こっちのKTQJにKJQJで返されて負けちゃった。まぁ、仕方ないかな。」「超多枚出しされて負ける試合が増えたから、僕も覚えないとな」といった感じです。

培ったゲーム的思考力は他のゲームでも役に立ちます。最近ではポケカヴァイスシュヴァルツなどTCGで役に立ってます。TCGは定期的にショップ大会が行われていて、そこでそこそこ高い勝率を誇ります、えっへん。デッキ調整が楽しいです。

④新たなコミュニティ

友達少ない僕にとって、素数大富豪界隈は大事なコミュニティです。研究室を行き来するだけの日々も、素数大富豪イベントが絡むと一味変わります。

特に北大素数大富豪同好会をはじめとする札幌周辺コミュニティは大学入学直後からのお付き合いも多く、一人一人に思い入れがあります。時が経つと共に多くの方が脱北してしまいましたが、それでも時々会ってご飯食べたり遊んだりしています。

今の世の中、面白いゲームなんて幾らでもあります。そんな中競技素数大富豪を4年間も続けたのはこの界隈で程良い人間関係を築けたからに違いありません。

とあるニュース番組で宗教問題が挙がっていた際に専門家の方が「カルトに騙されない為には複数コミュニティを持つことが大事」と言っていた事を朧げに覚えています。他コミュニティでの人間関係トラブルでイライラした時に愚痴るだけでも結構スッキリするのも、そういう事でしょう。いや、関係ないか。

⑤お金(節約)

競技素数大富豪に没頭していたお陰で、お金に余裕が出来ました。素数大富豪は人とトランプとスマホさえあれば遊べる、お金を使わないゲームです。出費はトランプ・紙(素数表の為に)・電気代(素数大富豪オンライン)・遠征代(対面大会毎)くらいです。僕はなんとなーくご当地トランプやキャラクタートランプを買ったりするのですが、それでも1個高くても1800円だったので、他の趣味(例えばスポーツやTCG)に比べても出費は少ないです。

13個のトランプを所有しています。皆様はいくつお持ちでしょうか?

そのお陰でお金に余裕ができ、バイト減らしました。労働時間が減ってストレスも減りました。めでたしめでたし。

⑥開拓の楽しさ

競技素数大富豪は人数・情報少ないマイナーな競技です。そんな中、数少ない情報源を頼りにしながら強くなる道を自力で切り開くのは、他のゲームでは味わえない快感があります。他の対戦ゲームだとプロゲーマーやGameWithを始めとするガチ勢による開拓が進んでいて、僕らはその情報を基に強くなるのが主。オリジナルアイデアが出たと思いきや攻略サイトやブログで既に研究されている、という状況です。しかしこの界隈、全然情報がありません。上記のように2020年は大会での優勝を目指して奮闘していた年なのですが、当時の上位プレイヤーに対抗するための情報が明らかに不足していました。

「強くなるのにお世話になった記事」でパッと思い浮かんだのがこの辺りの記事です。

ruiap.hateblo.jp

prm9973.hatenablog.com

searial.web.fc2.com

 primedaifugo.fandom.com

 

searial.web.fc2.com

 mamo0283.hatenablog.com

他にも攻略記事は沢山あったのですが、刺さったり刺さらなかったりしています。*6これらの記事を何度も読み直して、紹介された素数を全て覚えた!さぁ、戦うぞ!…しかし、なーんか勝てません。当時は5.6枚出しや8枚出し以上についての情報が皆無で、出されたら勘出しするしかないのです。なので「他人の攻略記事を参考にして楽に強くなろう」という考えを捨てて素数大富豪wikiやnishimuraさんの素数探索ツールを使って勝つために必要な素数を探して覚えて、自分で新たな道を切り開く。強くなるにはそれしかなかったのです*7そのような考えを持って挑んだからこそ初手9枚出しや二刀流戦法が身に付き、ここまで強くなれたのだと思っています。今では新規プレイヤーを助ける術として攻略記事を書いている立場となっています。意外と役立っているみたいで何よりです。

また、僕より後に始めた競技素数大富豪プレイヤーの皆さんも同じように強くなる為に新たな道を切り開いています。たまに自身のブログでその記録を紹介しているのですが、それぞれがまた良いアイデアばかりなんですよ。「へー!」と声を上げてしまうような。

marinnonikki.hatenablog.com

mickey57.hatenablog.com

note.com

dil-13.hatenablog.com

greenplus.hatenablog.com

これらの記事を参考に新たな素数を覚えて更に強くなる。それがまた面白いのです。行き詰っているようで、まだまだ伸びしろはあることを思い知らされます。覚えたい素数は沢山あるので、モチベがある内に出来るだけ暗記するよう頑張ります。

ネットに載っていない情報を自分で色々検証してみて必要な情報を自ら生み出す。このような開拓魂を競技素数大富豪によって培われたと思います。この能力が役に立った場面は思い浮かびませんが、知らないところで活用しているはずです。きっと。

まとめ

以上が競技素数大富豪に4年続けて手に入れたモノ・身に付いたモノの紹介でした。ある程度真剣に向き合ったからこそ得たモノも有るでしょう。ハマったものには心のままに熱中するのが良いと感じました。

雑にまとめてしまいましたが、この記事はこれにて締めます。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。

明日の記事はmickeyさんによる『超多枚の作り方や戦術、戦略面に関することを全て書きます』です。参考にさせて頂きます!

 

*1:2019/12/8開催の「第1期雪華流星戦」が3TK初の素数大富豪大会参加となります。

*2:この記事を読んでる貴方も明日には素数大富豪を嫌いになっているかもしれない。そんなものだと思います。だからこそ、記事を書いて記録を残しましょう。未来の素数大富豪プレイヤーの為に。

*3:ブログでの自語りは大好きです。僕は頭の回転が遅いタイプなのもあって会話が苦手で、「あの場面でああ言えば良かったなぁ」と数分後に反省する事がしばしば。その点ブログだと公開するまでは修正し放題なので、書きながら考えをゆっくり整理出来るんですよ。それで自分の本当の気持ちに気付けるのが面白い所の一つです。

*4:引越して変更済です。引越先ではローマ字含むパスワードになったせいで覚えられません。

*5:13日目のもりしーさんの記事に『それでも続けることに意味があると信じて、出られる大会には出続けました。』という、とても重みのある一文があります。もりしーさんとは状況がかなり異なりますが、僕も「続けることには意味がある」とこの優勝から改めて感じました。僕のイメージだとガチ勢全員が集まるような大型素数大富豪大会の優勝者はカステラさん、nishimuraさん、もりしーさん、マリンさんの4人の中の誰かです。だから2.3年目からは大会に出ても「どうせ優勝できないんだろう」と薄々考えるようになりモチベが下がっていました。しかし、5年目にして優勝できたわけです。人生何があるか分からないですね。諦めずに大会に出続けて捥ぎ取った優勝経験が大きな自信となり、今後の正念場での支えになってくれると信じています。

*6:ちなみに記事と人の相性はありますよ。他ゲームの攻略サイトで同じような内容を別々の人が書いていた場合「Aさんのは面白くてスラスラ読めるけど、Bさんのは何となくつまらないな」とか感じる事があります。しかしBさんの方が好きな人もいるはずです、好みは人それぞれです。僕も素数大富豪攻略記事を結構書いていますが、人によって好き嫌いはあると思います。僕が聞くのは「面白かったー」「参考になったー」といったポジティブな感想ばかりですが、「攻略記事で自語りするなー」「ギャルゲーの話をするなー、キモすぎて読んでるこっちが恥ずかしいわー」「文章が読みづらいんだよー」などと思っている人もいるかもしれません。すみません、しょーもない事を言う事が記事を書くモチベなのです。改めて、好みは人それぞれですので同じ内容について様々な人が書いているのが理想です。

*7:nishimuraさんの素数探索ツールには本当にお世話になりっぱなしです。あれが無かったら強くなれず挫折して、既に辞めていたと思います。素数大富豪cpuの事も考えると、今の競技素数大富豪プレイヤーはnishimuraさんのお陰でハマったと言えそうです。

素数大富豪大会のご紹介・参加報告

この記事は素数大富豪『素数大富豪 Advent Calendar 2023』の12日目の記事となります。昨日の記事は二世さんの『素数大富豪ランチ会はじめました』でした。僕はランチ会、実験・インターンと重なったり昼寝の時間*1を優先させてしまったりで最近は悔しくも参加できていません。

3TKです。前回の記事でお話したように、今年は様々な大会が開催されました。しかし、あまり大会参加していない素数大富豪ファンからすれば、Xで見かける〇〇という大会を誰が運営していて、どのような内容で、誰が優勝したのか、良く分かっていないと思います。

また、界隈のインフレについていけず、大会への参加意欲が無くなったプレイヤーもいる事でしょう。「皆強いから、大会出ても負けまくりで楽しくない…」「どうせ優勝者は○○さんか○○さんでしょ?他は数合わせでしょ?」「大会が多すぎて、マスプライム杯以外良く分かんない」、そんな風に思っているかもしれません。しかし大会にも色んな種類があって、最強を決めるガチ勢向けの大会もあれば、わいわい盛り上がるエンジョイ系の大会もあります。全部がガチ勢向けの大会ではないのです。エンジョイ大会なら素数量に自信が無い人でも楽しめます!

そこで、この記事では大会に良く参加している3TKがそれぞれの大会について参加感想を述べつつ、簡単に紹介するコーナーになります。気になった大会に参加して頂けると嬉しいです!

個人的な主観のみで解説します。ちゃんと参加した上で書いているので大目に見て下さい*2

紹介する大会

この記事で紹介する大会は以下の7つです。「2023年に開催された」という共通点があります。「エンジョイ勢向け」「エンジョイ勢&ガチ勢向け」「ガチ勢向け」の3つに分けて解説します。ちなみにエンジョイ勢とガチ勢の判断基準はありません、自己判断でお願いします。

エンジョイ勢向け

  • 完全数さん主催イベント(PN会)

エンジョイ勢&ガチ勢向け

  • マスプライム杯
  • 梅森戦
  • はち杯
  • PQCS2023
  • 素数大富豪用のdiscordサーバー上のレート戦

ガチ勢向け

  • 鼎聖戦

ここからは個別の解説です。

エンジョイ勢向け

完全数さん主催イベント(PN会)

PN会は10月に開催された、完全数さん*3主催の大会イベントです。順位があったので大会として紹介させて頂きましたが、初心者大歓迎の楽しみながら素数大富豪する交流会イベントです。僕は参加していないのですが、参加者の方々が沢山ツイートしていて楽しそうな雰囲気が伝わってきました。

完全数さん自作の素数表、ステキです!*4四つ子素数を[○○q]と表すアイデアは僕も気に入っています。

優勝者はOknowさんでした。おめでとうございます!

完全数さんは3年前*5や4年前*6にも大会を開催しております。完全数さん主催のイベントはどれもワイワイ盛り上がる感じの大会で、緊迫感は無く初心者にオススメしたいイベントとなっております。カマトトは許されないのでご注意を*7

次回の開催は未定です。のんびり待ちましょう!

エンジョイ勢向け&ガチ勢向け

②マスプライム杯

これは説明不要でしょう、毎年恒例の素数大富豪行事・マスプライム杯!毎回有志の人たちで主催していて、2023年の主催は二世さん*8でした。今年は『ひらやないえ』という会場で行われました。

今年は1回戦では4人対戦が導入されました。例年に比べて一風変わったシステムに界隈では賛否両論な雰囲気でしたが、僕は4人対戦も楽しみでした。

結局、決勝戦では毎年優勝争いに参加しているOTTYさんとカステラさんの対決となり、接戦の末カステラさんが優勝しました。おめでとうございます!

このように本当に強い人は4人対戦だろうと2人対戦だろうと勝つのだから、どっちでも変わらないのですよ。にぱー☆

3TKは予選でカステラさんと同じグループになり、大差で負けたのです。カステラ、やはり強かったのです。あうあう。

敗者トーナメント試合結果

ですが!私3TKは裏で行われていた敗者トーナメントで優勝しましたわ!をーーっほっほっほ!*9

敗者トーナメント優勝賞品のトランプと参加賞のバッジ。トランプ貰えたのはラッキー☆

予選で敗退してしまいましたが、久しぶりに会った方々・初めて会った方々と沢山話すことが出来て、とても楽しいイベントとなりました。マスプライム杯は界隈オフ会みたいなものですので、勝敗関係なしに参加して楽しみましょう!

2か月前から告知頂けるので、予定調整しやすいです。

③梅森戦

梅森戦はカステラさん、はちさん、OTTYさんが運営している、今年から開催した定期的なオンライン大会です。

graws188390.hatenablog.com

「多くの方に気軽に参加して頂く」をコンセプトとしており、参加者同士で日程調整したうえで対戦する他、月1.2回ほど集まった方同士で対戦する「対戦会」がある為、連絡の取り合いをしなくても対戦可能なのが特徴です*10

また、第2期からは、ある程度試合すれば必ず決勝トーナメント進出できるシステムとなっています。予選落ちより決勝トーナメント進出!の方が嬉しいですよね、良いシステムだと思います。

このように、以前と比べてストレスの少ないオンライン大会です。程よい暇潰しに参加してみては如何でしょうか。丁度募集を始めていますよ!

 

第1期の決勝トーナメント結果

ちなみに、第1期では3TK準優勝でした。ふっふーん。感想といたしましては、上述したようにストレスが少ない大会でした。予選ギリギリまで試合をしていない状態でしたが、運営に丁寧に対応して頂いたお陰でなんとか決勝トーナメント進出する事が出来ました。有難う御座いました。

優勝者はnishimuraさんでした。おめでとうございます!

④はち杯

はち杯ははちさん*11主催の定期的なオンライン大会です。「ライト級」「ヘビー級」「特殊ルール級(合成数大富豪)」の3つの部門があります。それぞれの内容については下記を参照して下さい。

hachi-2718.hatenablog.com

それぞれ

  • ライト級…エンジョイ勢
  • ヘビー級…ガチ勢向け
  • 合成数大富豪…ガチ勢向け

といった所でしょうか。

はち杯開催の際に「初心者の方が大会に参加するハードルを低くする」「素数大富豪をたくさんする場をつくる」「大会主催のハードルを下げる」の3つを目標に掲げていたみたいで、今年にマリンさんがPQCS2023大会主催を始めた事で全ての目標が達成されました。同期としても誇らしいことです。*12

久々に素数大富豪がやりたくなった方はライト級に参加してみましょう!界隈の人たちと遊べるチャンスです!それでハマったらヘビー級・合成数大富豪への参加も検討してみて下さい☆

最近のはち杯(12~14回)ではヘビー級ではマリンさん、ライト級ではmickeyさん、合成数大富豪ではOTTYさんが優勝しました。おめでとうございます!

僕は12~14回全部に参加しました。あの時期は素数を覚えるのに頑張っていて、それらをアウトプットする練習として、じっくり素数大富豪するはち杯を楽しむ事が出来ました*13合成数大富豪は難しかったです。

来年1月にライト級・ヘビー級を行う予定で、今募集をかけています。興味を持った方はエントリー!

⑤PQCS

PQCS(素数大富豪選手権)2023はマリンさんが運営している、今年から開催した、オンライン大会です。今年は5月と12月の年2回行われています。一言で表すと「オンライン版マスプライム杯」で、夏大会は1日、冬大会は合計3日かけて素数大富豪最強を決める戦いをオンラインでやっています。こちらは最初にリーグ戦を行い、その上位選手で決勝トーナメントを行うシステムです。その為実力のある選手ほど決勝トーナメントに進出しやすいのが特徴です。前述したようにオンライン版マスプライム杯と言える大会ですので、勝つ自信のない方も1つの素数大富豪大型イベントとして参加してみましょう。参加すれば強い人達の試合実況をdiscord上で聞く事が出来ますよ。

夏大会の決勝トーナメントです。強い人ばかりです。冬大会は8枠になります。いったい誰が進出するのでしょうか⁉

夏大会の優勝はmickeyさんでした。おめでとうございます!

僕も夏大会には参加しました。nishimuraさんにA4枚時に革命決めて有利状況だったのにも関わらず、Aを使い果たしたせいで負けてしまいました。そのせいで決勝トーナメントを逃してしまいました。冬に期待です。

素数大富豪用のdiscordサーバー上のレート戦

大会ではありませんが、ご紹介させていただきます。

まず、6月にななみさん*14素数大富豪のdiscordサーバーを製作して頂きました。そのお陰で普段から通話しながら素数大富豪をする習慣が出来ました。

次に、さしみさん*15主催(?)でレート戦が可能になりました。所謂ポケモンのレート対戦の様に1試合毎に勝てば自身のレートが上がり、負ければレートが下がります。

レート計算表です。勝敗を記入すると、それぞれのレートが上下します。

僕は正直レートに関心は無く、誘われたら対戦する程度です。レートの上下で一喜一憂してはいけない、ポケモンスマブラを経験して思った事です。本当に強いプレイヤーならいつの間にか上がっているはずですから。…こんな事書いてる3TKはレート1400代なので弱いのです。あうあう。

さしみさんは沢山の人にレート対戦して頂きたいみたいです。対戦会を催す事も考えているご様子ですので、ご都合が合えば少しだけでも参加してみて下さい。

話が逸れますが、discordでわいわいしながらの素数大富豪は楽しく、皆様ともご一緒にやりたいです。興味のある方はななみさんに伺って下さい*16

ガチ勢向け

⑦鼎聖戦

鼎聖戦はカステラさんが運営している、定期的なオンライン大会です。行われる試合が3人対戦のみ・1試合必ず12セット*17なのが特色です。

graws188390.hatenablog.com

主催者のカステラさんは「3人対戦特有の面白い試合を繰り広げたい」「運の要素だけの試合にしたくない」をコンセプトにしており、他の大会とは一味違う対決を味わえます。これはガチ勢向けの大会です。参加するなら「絶対に優勝してやるぞ!」という覚悟を持って挑みましょう!僕も第1期鼎聖戦に参加しましたが、1試合1~2時間の試合を合計9試合やる事になって正直しんどかったです…そして結果がイマイチだったので心が折れ、第2期は辞退する事に…ゴメンナサイ…

第1期の試合結果。優勝はマリンさんでした。おめでとうございます!

…でも第3期は出るかな?かなぁ…皆様も一緒に挑みましょう。

まとめ

以上が2023年に行われた大会のご紹介でした。興味を持って頂けたでしょうか?簡潔に終わらせるつもりでしたが筆が進んでしまい、だらだらと書いてしまいました。反省…

まとめとして、「久しぶりに大会出てみようかな」と思った方にお勧めなのが

オフライン

  • 完全数さん主催イベント
  • マスプライム杯

オンライン

  • はち杯ライト級
  • PQCS

です。まずは1日で終わる大会に出て、参加者とお喋りしながら楽しみましょう。それでハマったら梅森戦やレート戦、そして鼎聖戦へとステップアップしてみるのが良いと思います。

僕としても多くの人と戦いたいので、大会出場者が増えることを望んでいます。

僕は大会運営する気は全く無いですが、仮にやるとしたら特殊ルール大会ですかね。例えば、ダブルス大会?…人間関係トラブルが起こりそうなので他のにしましょうか。

じゃあパルデア図鑑No.が素数ポケモンのみのシングル大会とか…って、素数大富豪じゃないだろ‼

D.C.4 Fortunate Departures*18』より
ヒロインの一人と敢えて操作の難しい二人モードでゲーム大会に出る展開がありまして、これが中々面白いんですよ~
「息の合った連係プレイ」というのをやってみたい。

ここまで読んで頂き有難う御座いました。

13日目の記事はもりしーさんの『街中で見つけた素数を交えながら、素数大富豪に対する思いを綴ります』です。僕は車のナンバープレートや銭湯のロッカー番号で盛り上がるのですが、友達からは苦笑いされます。

 

 

*1:研究室の机でクッション・アイマスクを使って20分睡眠。大分スッキリします。欠かせません。

*2:「この表現はどうしても許せない」という事がありましたら私にご連絡下さい。可能な限り対応致します。

*3:Xアカウント:https://twitter.com/tus_1213

*4:このイベントでは素数表を見ながらの対戦が許可されていたようです。他の参加者様はどのような素数表を持ってきていたか、気になります!

*5:素数大富豪大学生大会

hana3101382283.hatenablog.com

*6:素数大富豪大学対抗戦

https://twitter.com/9WDIl8WCktlIPKH/status/1168364056626884610

*7:勿論そんなルールはありませんが、遊びにおけるマナーみたいなものです。

*8:Xアカウント:https://twitter.com/m_2sei

*9:はてなブログの黄色文字、とても見えづらいですのね。背景が黒い時にしか使えないですわ。仕方ないので今回は黄緑色にしますわよ。

*10:予選で必要最低限の試合数を行わなかった選手は自然と予選落ち扱いされるので、以前のオンライン大会みたいに「お前が試合しないから次のステップに進めないぞ!とっととやれ‼」みたいなプレッシャーがないのも安心です。

*11:Xアカウント:https://twitter.com/82JQ7

*12:3TKは北大素数大富豪同好会においてOTTYさん・けんさんが先輩、はちさんが同期、ささらさんが後輩の関係にあたります。

*13:6枚11.12桁です。

hana3101382283.hatenablog.com

*14:Xアカウント:https://twitter.com/kmn573

*15:Xアカウント:https://twitter.com/irotirihs

*16:ななみさんが許可しないと入れないシステムになっています。

*17:普通の大会では2~5セット

*18:誰も興味ないと思いますが解説。『D.C.4』で万丈波乱な物語を越えて彼女と体育祭・文化祭でキャッキャウフフするアフターストーリーです。どのヒロインとのストーリーも個人的には結構好きです。何なら本編より面白いのですが、本編やらないと設定が分からないジレンマ。なのに本編と別売りなので値段結構張ります。CIRCUSさん、そういう商売良くない。

circus-co.jp